スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

2020-01-01から1年間の記事一覧

「本当に大切なものは、、」 ~フィリピン・セブ。ロックダウン下で迎えた、小さな小さなHAPPY BIRTHDAY、、

今日は、現地ボランティアの高校生の誕生日です。でも、フィリピンは未だ新型コロナウィルスによるロックダウン下にあります。外出や行動の制限もあります。ですが、すぐ近所の友だちとかが集まってくれました。ささやかだけど、今日の日を祝うため、パーテ…

「よそ者同士が足を引っ張り合うという哀しい現実」 ~ネットによる誹謗中傷や、顔の見えない殺伐とした言葉は、荒涼とした時代の風景が生み出した人間の貧しさなのか、、

自分は、フィリピン・セブ市に現地事務所を置く国際協力NGOの代表をしています。よって、やはりその近辺をメインに活動をしています。そのような現地との関わりも、NGOを立ち上げる前から数えれば、かれこれもう20年近くになります。ただ、海外によくある…

「四ヵ月ぶりに直に人と話した😅」 ~実際に現地に行って、その過酷な現状を見たり、子どもたちと触れ合ったりすれば、きっと、自分に何かできることはないか、と思うよね、、

今日は、支援物資を事務所(自宅ですが)まで、持ってきて頂いた方と会って、ガストで少しお話しをしました。実を言うと、3月中旬に、ロックダウン下のフィリピンから緊急脱出・帰国した時以来、親以外の人と、初めて直に面と向かって言葉を交わしました。…

「今、この時に、必要な支援を」 ~新型コロナウィルスによるロックダウンが続くフィリピンで、今できるせいいっぱいの、草の根の支援を続けています。

先日、現地(フィリピン)の都市部で生活する方から、このような話を聞きました。「今、街では、捨てられたゴミを、野良犬と猫、ネズミ、そしてホームレスとで、奪い合っている。」と。べつに人間と他の動物を比較するわけではありませんが、なんにしろ、今…

「” コロナは茶番 ” という流れへの私的見解」 ~新型コロナウィルスは怖いのか怖くないのか、とりあえずもっと怖いものがあることも確かだけど、、

まず、先に、、、自分的な考えでは、とりあえず日本においては、もう、コロナコロナって過剰反応しないで、もちろん個々の意識や行動で、じゅうぶん恐れて注意や対策はしつつも、だんだんもとのような一般生活を送ってく方がいいと思う。そういう段階だと思…

「現地の方とのミーティング」 ~貧困、医療、教育、就労、環境等の問題について、現地の日系企業で働くフィリピンの方とZoomミーティングをしました。(後編)

前回の続きです。子どもの教育環境の話から、リモート授業以前の問題として、貧困層には学校へ行ってない子どもが多く、就学率の話になりました。その時はすぐに思い出せなかったのですが、政府の統計では、「学校に通ったことがない、もしくは、義務教育を…

「現地の方とのミーティング」 ~貧困、医療、教育、就労、環境等の問題について、現地の日系企業で働くフィリピンの方とZoomミーティングをしました。(前編)

今日、Zoomミーティングをしました。フィリピン・マニラの日系IT企業で、現地の従業員に、日本語を教えている方から、連絡があり、その課外クラスとして、フィリピンの社会問題について、日本語で話すという機会を持ちたい、ということでした。もちろん自分…

「被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。」 ~また、NGOの国内における活動について、少しご紹介致します。   (#九州豪雨 #西日本豪雨 #災害復興支援 #SDGs #国際協力NGOの国内での活動)

この度の九州を中心とした豪雨災害により、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます。また、被災された皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。そして、被災地の少しでも早い復旧・復興を、心よりお祈…

「人間の欲望と悪意」 ~お米にガラス粒、プラスティック米、冷凍餃子殺虫剤混入、、我々人類は、いつまでこういった取り返しのつかない過ちを繰り返すのだろう、、、

NGOで支援しているフィリピンは、現在、世界最長のロックダウンが続いている。その中でも、現地事務所のあるセブ市は、最も厳しい規制がされている。7月に入り、そのハードロックダウンの延長が決まったことで、政府からお米の配給がされた。もちろん家族が…

「こんな哀しい物語、、」 ~フィリピン・セブのスラムの片隅、新型コロナウィルスと貧困がもたらした、どうしようもなく哀しく、厳しい現実、、

山奥の小さな村で、新型コロナウィルスの感染者が発生した。近くに病院も薬局もないような山奥のスラム、、「ここで感染が拡がったら大変だ」と住民もわかっており、まだ早い段階(2月とか)から村の出入り口となる山道にゲートを設け、部外者の侵入を防い…

「あとだしジャンケンはやめないかい?」 ~ロックダウンかトリアージか?答えは解らない。ただ、うちらは、一度その心に刻まれた、あの喪失感や危機感を忘れちゃいけない。 「新しい日常」も「withコロナ」やもいいけど、コロナ後の世界にバカ殿がいない事実は変わらない、、

日本では新型コロナウィルスがそれなりに落ち着いてはいる。東京他、ちょこちょこクラスターは起きてるけど、医療崩壊はとりあえずが大丈夫だし、許容範囲だろう。そして、それなりに状況がわかってくると(無症状がほとんどとか致死率が思ったほど高くない…

「時事ネタをうだうだ書いてみた😅」 ~何事もなかったかのように都知事選が終わり、当たり前のように小池さんが会見をし、結局はコロナに振り回されてる感がある世の中で、なにはともあれ、自分を見失わずに日々の生活を送れたらいいね、、

東京都知事選が終わった。予想通りというか、予想以上の小池さんの圧勝だった。まあ仕方ない。他の顔ぶれを見ると、結局そこか、ってなってしまうのだろう。今、コロナでこんな状態の東京都を引き継ぐのは大変だとは思うけど、なんなら金子恵美さん(不倫で…

「未だ続く祈りのメッセージ」 ~フィリピン・セブ島の現状と国際協力NGOの活動、、

フィリピン・セブ島、それは海のきれいなリゾートとして世界的に有名な観光地です。しかし、同時に、多くのスラムが存在し、貧困層の人々が厳しい生活苦にあえいでいます。そんなセブシティの外れの地域、貧困層がひしめくスラムの真ん中に自分らのNGOの現地…

「てゆーか、論点ズレてない?」 ~夜の街のクラスター、レジ袋有料化、密告奨励社会、、どうして人は根本をごまかすのだろう🙄

東京の新型コロナウィルスの感染者数が止まらない。そして、小池さん(都知事)が繰り返し言う「夜の街」のクラスターが発生して、なんか水商売業界が白い目で見られてる感がある。しかし、小池さんや西村さん(経済再生担当大臣)が言ってるように、「今は…

「排除はしても助けはしない」 ~フィリピン・セブの山奥のスラムで隔離された親子の現実、、

NGOが支援している地域のひとつ。フィリピン・セブ市の山奥のスラム。ここの2つの部落で、それぞれ毎週、子どもたちへの炊き出しを行っている。しかし、昨日、現地ボランティアから、こんな報告が、、「とうとうここでも感染者が出たわ」と。新型コロナウィ…

「夢の国にいる人々もいれば、希望がまた遠ざかった国もある。」 ~ディズニーランドが再開した日本とハードロックダウンの延長が決まったフィリピン・セブシティの現実、、

これは今日から始まったディズニーランドの新しいアトラクション、、、のわけがない数日前にも書いた通り、現在、厳しいロックダウン下に置かれているフィリピン・セブ市の、とある地域で、いきなりフィエスタ(お祭り)が行われた。昨夜、フィリピンのドゥ…

「冬でも食べてしまうほどアイス好き😋な、かき氷生活」 ~シベリア鉄道にハロハロにUBEにPALMに!!~今週のお題「私の好きなアイス」

アイスのおいしい季節になった!といっても、自分はなぜか昔からアイスが大好きで、冬でも食べたくなるそういえば前に、シベリア鉄道に乗った時、「寒いけどロシア人はアイス好き」っていう話を聞いて、試してみようと、停車駅の物売りのおばちゃんからソフ…

「祭りのあと」 ~ロックダウン下のフィリピンで改めて気付いた、「価値観の違い」という言葉の曖昧さと無責任さ。そして、宗教とは?信仰とは?、、

もうかれこれ三ヵ月半もの間、ここフィリピン・セブ島ではロックダウン(都市封鎖)が続いている。世界でもまれにみる長期間のロックダウンであり、外出禁止、移動制限、そして、経済活動もまたずっと停止している。仕事を失い、お金も食糧もなく、国民の生…

「児童労働とはいったい何なのだろう」 ~ロックダウンのフィリピンで突き付けられた現実、、

「児童労働」というと、何かものすごく酷いこととか、かわいそうなこと、っていう感じがする。感じがする、じゃなくて、実際、あってはならないものだ。ただ、NGOで支援しているフィリピンにいると、その線引きの曖昧さに戸惑うことがある。NGOでは、主に、…

「北のお話しあれこれ」 ~北朝鮮、北方領土、北極圏、地球温暖化、なんだかいろいろ考えた、、

韓国の脱北者団体の北朝鮮へのビラまき騒動から始まった両国の不穏な雰囲気。なぜか突然Sキャラになったキムヨジョン(金正恩 朝鮮労働党委員長の妹)さんの、韓国への罵詈雑言、そして、南北共同連絡事務所の爆破。これはヤバイぞ、という流れになった。が…

「いったい私の周りで何が起きてるの?と憂う人々」 ~コロナ渦からどんどん回復していっている日本の皆さんに水を差すつもりはないのですが、、

新型コロナウィルスCOVID-19も、日本ではもうその猛威がだいぶ止まった雰囲気になっています。まだ注意が必要なことを踏まえつつ、もとの日常を、この三ヵ月で失ったものを、取り戻していこうと、政府や自治体、国民も試行錯誤しながら、前へ進もうとしてい…

「近くで遠い、、じゃなくて、遠くなってしまった国」 ~ハードロックダウンに陥ったフィリピン・セブの現実より、、

自分は国際協力NGOの代表を務めています。そして、フィリピン・セブ市に現地事務所を置き、やはり主な支援地域はその周辺です。そのセブ市では、今、フィリピンの中で、最も厳しいロックダウン(都市封鎖)措置が施行されています。セブと言えば、海のきれい…

『みんなそれぞれに、「今、できること」があるんだよね』 ~フィリピン・セブ島におけるNGOの支援活動の現場より、、

今日は、生活の苦しい、幼い子がいる家庭や、お年寄りに、お米を配りました。今回は、人々を集めるのではなく、現地のボランティアに手伝ってもらって、各家庭に配給を持っていきました。みんな、とても喜んでくれました。このような支援活動は、NGOで資金を…

「こんなふうに政府から格差を突き付けられるのか」 ~新型コロナウィルス接触確認アプリとかいうやつ、、

まったく夏至らしくない昨日を過ぎて、今日から名実ともに夏ということですね~。梅雨真っ最中で肌寒いくらいですが昨日は夏至と同時に、日食だったんですね。ふつーに曇ってたこともあり、すっかり意識の外になってました。例えば、彼女とデートしたり、学…

「チャンポラード!😁今日はチョコレート粥のごちそうです😋」 ~フィリピン・セブ島での支援活動の炊き出し現場から、文化の違いについて少し語ってみた、、

NGOでは、山奥でのスラムでの支援活動として、子どもたちへの炊き出しを、毎週2カ所で行っています。フィリピン・セブシティの、NGOの支援地域では、未だにロックダウンだ続き、仕事もできない人々は困窮しています。仕事どころか、この山岳スラムの人々は…

「Rest in Peace my brother. We will miss you so much...」 ~自分を兄ように慕ってくれた、そんな旧友が天国へと旅立った日、、、

旧友、と言っていいだろうか。彼の名はロデル。友人というより、まるで兄弟のようだった、彼が天国へと旅立った。写真の赤いTシャツが自分で、その隣の男の子。この写真はもう17年前のもの。自分は学生だったし、彼も小学生だった。今もまだ20代後半。悪…

「父」 ~天国の父の思い出と、心からの感謝をこめて、、 (#亡き父から学んだこと #お父さんお母さん #忘れられない切ない思い出)

今週のお題「お父さん」 父は自分が子どもの頃、亡くなりました。癌でした。自分はとても親不孝な息子でした。父にとっては、どうしてこの子はわからないんだろう?といつも歯がゆい思いをする息子だったと思います。父は強面でしたが、とてもシャイで不器用…

「カシミールの憂鬱」 ~中国とインドの衝突による死者が出た。コロナに侵されたこの世界で、今そこにある危機について、、、

(菜の花の頃のカシミール) さて、日本では粛々と脱コロナが進行され、政府はすっかりコロナ後へと目が向いている。ま。日本はそれでいいだろう。第2派の恐れもあるが、よほど酷くなければ、医療崩壊の恐れは低そうだし、なんとか乗り切れるだろう。という…

「静か」 ~ロックダウンによる不安と恐怖により静寂に包まれた地で、それでも夢を信じる少年の心の言葉、、

何もないから 静かなのに何かあったから 静かなんだボクらは この静寂のなかに 何を見出せばいいのだろうボクらは この静寂のあとに 何を見つければいいのだろう変わらないもの 変わってゆくもの失ったもの 気付いたことそれはどちらも大切なものでも時は流…

「暗闇からの叫びが聞こえていますか?」 ~社会から切り捨てられていく者たち。ロックダウン延長が決まったフィリピン・セブ島より、、

昨日書いたように、深夜、フィリピン政府からの、今後のロックダウン(都市封鎖)についての発表があった。 結果は悪い方向へ、戻って行くものだった。マニラ、ダバオ、セブ(セブ・シティ)といったような大都市は、昨日までGCQ(下記参照)だったのだが、…