スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「いのちのともしび」 ~ここはフィリピン・セブ。ロックダウンによる生活苦で、今にも消えそうな命の灯、、

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自分は、フィリピンに現地事務所を置く国際協力NGOの代表を務めています。

といっても、活動はすべてボランティアで、ふだんは日本で、生活のためと、現地の支援のために、ひたすら働いています。

フィリピンは、新型コロナウィルスの感染拡大のため、3月中旬より、ロックダウン(都市封鎖・外出禁止)になりました。

自分は、ロックダウンの長期化を予想し、まだ混乱状態のうちに、その隙を縫って、他のボランティアと共に、ロックダウンの中から、なんとか脱出しました。

その顛末については、またいつか書きたいと思っています。

そのロックダウンが未だ続くフィリピンでは、経済活動が止まっているため(日本の自粛要請でもお店とかが大変なことになっているのに、ロックダウン状態での人々の生活がどれくらい厳しいものか想像がつくと思います。)、とりわけ、それまでもその日暮らしだった貧困層は、もう今日食べる物もなく、飢えに苦しんでいます。

NGOでは、現地スタッフや有志ボランティアのフロントライナーと協力し、その支援をしています。
食糧の配給や炊き出しを行っているのですが、その様子(NGOYoutubeチャンネルによる動画)を下部に貼りましたので、ぜひご覧下さい。
https://youtu.be/2j1193N-4EY
世界の厳しい現実を目の当たりにし、きっと何か感じることと思います。


NGOの現地事務所は、貧困地域のスラムの真ん中にあります。

先日、周囲の人々に、食糧支援としてお米を配りました。

昨日、このような投稿がfacebookにありました。

お米の配給を行ったスラムのある家族からです。

写真はその生活の窮状を訴えています。

NGOの支援によって、お米をもらうことができても、

そうやってお米をもらえて、とりあえずの飢えはしのげても、

目の前にはやはり厳しい現実があり、そこから逃れることはできません。

おかゆに、おかずはビスケット、

ライスに砂糖だけ、

これが、今、ありのままの現実です。

いくら食糧を配っても、結局はその場しのぎで、飢餓へと陥っていく流れに対して、どうしようもありません。

せいいっぱいのことをしています。

でも、自らのあまりの無力さに、途方に暮れる毎日です。

この写真に、

お母さんはコメントを付けました。

「もうこんなのがまんできない!」

と、、、

そして、彼女には、まだ小さい赤ちゃんがいます。

写真の女の子です。

写真の隙間だらけの床は、べつに縁側とかではありません。

家族が生活する、狭い家の中です。

この過酷な現実を、変えられるような大きな力は、今の自分たちにはありません。

でも、たとえ「その場しのぎ」だとしても、今、失われようとしてる命を救わなければならないのです。

それがきっといつか未来へと繋がること信じて、

たとえ、こんな小さな力でも、

今、できるかぎりの支援をし続けます。

アジアの片隅で、世界の誰もが注目していないような小さなエリアで、

それでもそこには、確かに宿るかけがえのない命があります。

その命の灯に、ずっと、いつも、寄り添い続けます。

飢えに苦しむスラムの人々のために、

子どもたちの未来のために、

今、この瞬間にも消えようとしている命を救うために、、、

yumekake.hateblo.jp** ** ** **
JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。

NGOの活動にご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。

【 国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」】

” ただ与えるのではなく、共にわかちあう支援を ”  

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