YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「近くで遠い、、じゃなくて、遠くなってしまった国」 ~ハードロックダウンに陥ったフィリピン・セブの現実より、、

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自分は国際協力NGOの代表を務めています。
そして、フィリピン・セブ市に現地事務所を置き、やはり主な支援地域はその周辺です。
そのセブ市では、今、フィリピンの中で、最も厳しいロックダウン(都市封鎖)措置が施行されています。

セブと言えば、海のきれいなリゾート地として日本でも有名です。
また近年では、語学留学の場としても大変賑わっています。

そんなセブが今、とても大変な状況に陥っています。

もともと厳しいロックダウンがされていたのですが、感染状況があまりにおもわしくないためか、政府からの新しいアナウンスがありました。

それは昨日のことでした。

大統領からの突然の指令でした。

すべての検疫パス(そのパスを持っていれば一定条件のもと、外出や移動が許される)は無効となり、バランガイ間の移動は禁止され、違反した者は身柄を拘束される。

というものです。

そしてそれは、昨日、その夜から施行されました。

各検問所がより強化され、人っ気のなくなった町には、銃を持った警官が見張り、そして、軍の装甲車やヘリがパトロールをしています。

そう、それは、まるで戒厳令です。

誰もが気軽に行けたリゾート地が、今では、日本からは想像もできないような過酷な状態に陥っているのです。

そして、感染状況が悪化しているという事実はあるとはいえ、フィリピンの中で、セブ市だけがこのような形で封鎖されるということに、ある種の違和感を持ったりもします。

まるでこれは、来るべき有事に備えた戒厳令施行のモデルケースをテストしてるのではないだろうかと、、、

いや、それはあくまでも、ただの自分の「感じ」ですので、本当のところはわかりません。

しかし、人々の間には大きな動揺が走っています。

3月半ばからずっと続くロックダウンが、ここまできて、また強化される。

そして、今までのパスも無効になり、制限も監視も厳しくなる。

それも、いきなり、です。

人々には何の心の準備もなく、突然アナウンスされ、その日の夜から始まったのです。

このような発表の仕方に、政府はいったいどんな意味をもたせようとし、どんな効果を狙ったというのでしょう。

ただただ、人々の不安と恐怖をあおり、先への希望がまた遠ざかった人々は、途方に暮れ、パニックモードに陥っています。

しばらく収まっていたパニック買いも起きているようですが、軍の監視が厳しいこともあり、大きな騒ぎにはなっていません。

確かに、コロナとは戦いです。

でも、このようなやり方が、決して正しいとも思えません。

日本のように、国民の自主性に委ねた自粛、というのもどうかとは思いますが、いつもこのような、いきなりの政府からの命令に翻弄され、希望を潰される、人々があまりにもかわいそうです。

その後の発表の中に、特に要注意のバランガイが10個あげられ、そのうちの3つがNGOの支援地域で、また、事務所のある地域も含まれています。

どれだけ支援を続けても、状況が悪くなる一方です。

外出禁止が厳しくなり、コロナを抑え込もうという意図はわかります。

でも、今、もうすでに、人々は限界なのです。

かろうじて、NGOでは、現地の人々と協力して、その命を支える手助けをし続けています。

外出に関するパスが無効になるのなら、ルールが変わる新しいパスを早急に発行すべきですし、本来なら、まずはルール変更を先に発表するべきでしょう。

もしも、政府が、

「家の中で飢え死にしてくれ」

と、求めているのではないのなら。

ただ、その後、やはりいつものように状況やアナウンスがころころ変わり、

とりあえず現時点では、バランガイ内での移動はできるようですので、近所にちょっとした買い物に行ったりは可能なようです。

ただ、軍の監視や、パスの無効、より厳しくなったロックダウン、一向に改善しない感染状況、、、様々なネガティブな要因に、人々の心は疲弊しきっています。

このあと、最後に、現地に暮らす、ある女子高生のfacebookへの投稿を紹介します。

彼女は、昨年の12月、NGOの活動で、マラウィ(ミンダナオ)の内戦被災者の支援活動に、セブから現地ボランティアとして帯同した子です。
毎朝、メイクに忙しく、何かっていうと自撮りをしてfacebookにアップするふつうの女子高生です。
今回のロックダウン強化への突然のアナウンスに、
そんなふつうの高校生でさえ、こんなにも恐怖に怯え、未来への不安に陥り、パニックモードになっています。
どこへぶつけていいのかわからない、彼女の震える心の叫びを感じて下さい。

きっと今も、今後の対応について、政府のお偉いさんたちが、会議室で話し合っていることでしょう。
もしできることなら、このような庶民からのリアルな声が、冷房の効いた会議室にいる、そして飢えることもない、彼らのもとに届くよう、心から祈ります。

おそらくコロナ収束までは、まだ時間が必要でしょう。
しかし、なんとか耐えて、希望を失わずに、皆で支え合っていくしかありません。
きっと訪れる、未来への希望が見えるその日まで、、、



。。。

I'm too young to rant about the sudden decision of the government, but why?! Why must you put our place in a hard lockdown with no further notice? It was abruptly shocking and is very much a disadvantage to the poor.

Admit it or not, everybody is not ready for this, most especially the poor. How about us? We cannot go beyond our Barangays boundaries therefore we cannot go to the Grocery stores nor markets to buy our temporal needs.

We will die of starvation. They could've at least gave us a chance to prepare for this; not decide suddenly.

Even the wealthy people are worried about this, how much more us?


政府の急な決定に暴言を吐くには私は若すぎるけど、、、
でも、なぜ?! なぜ私たちの居場所を、もっと前に通知もなく、より厳しいロックダウンにしたの?
それは突然で、衝撃的で、貧しい人々にとって本当に厳しい状態です。

それを受け入れようが受け入れまいが、誰もがこの状態に対して準備ができていません、特に貧しい人たちが。
私たちはどうかというと?私たちはバランガイの境界線を超えることはできません。
だから, 私たちはをその日の必要なものを買うために、食料品屋や市場に行くことができません。

私たちは飢えで死んでしまいます。
政府は、突然の決定ではなく、少なくとも私たちにこれに備えるチャンス、それを与えてくれなかった。

富裕層でさえこれについて心配しています。
なのに、私たちはもっと、どれくらい不安だと思いますか?



yumekake.hateblo.jpyumekake.hateblo.jp** ** ** **

JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。
(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。
世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。

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【 国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」】

” ただ与えるのではなく、共にわかちあう支援を ”  

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