スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「本当に大切なものは、、」 ~フィリピン・セブ。ロックダウン下で迎えた、小さな小さなHAPPY BIRTHDAY、、

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今日は、現地ボランティアの高校生の誕生日です。

でも、フィリピンは未だ新型コロナウィルスによるロックダウン下にあります。

外出や行動の制限もあります。

ですが、すぐ近所の友だちとかが集まってくれました。

ささやかだけど、今日の日を祝うため、パーティーの準備をします。

ちなみにフィリピンの誕生日は、とにかく誕生日側が、来客をもてなします。

お金持ちの娘の誕生パーティーなんて、なんてゆーか、ほんとに「ザ・パーティー」なのです。

披露宴みたいな感じ。

自分も、近所で誕生パーティーやってて、そんな知り合いでもないのに顔出して、いっぱい食べ物食べて帰る、みたいなのが何度もあります。

くじ引きやビンゴで景品出したり、それもぜんぶ誕生日の本人側が用意します。

今日のパーティーも、来てくれた人たちのために、たくさんの料理を準備しました。

大量のライスと、チキン(たぶんこの日のために一羽を解体した)と、スープとジュース。

、、、

ん?パーティーっぽくないって?

ケーキはないの?って?

うーん、、、

残念ながら、この子の家の経済状態ではこれがせいいっぱい。

来てくれた人に、せめてお腹いっぱいになってもらおう、とたくさんご飯炊いたけど、

もしかしたら、メニューは、日本の普段の夕食よりも質素。

でもね、

彼女も友だちも笑顔でいっぱいです。

お金はなくても、豪華なパーティーフードはなくても、高価なプレゼントなんかなくても、

みんなの笑顔と、あたたかい気持ちがあればそれでいい。

もしかしたらうちら日本人とかが、なんだかんだいってぜいたくな生活を送ってるうちに、

忘れかけてるような、でも本当は当たり前の、大切な気持ちや空間がここにはあるんだな、っていつも思います。

めいっぱいの愛があふれてます。

ただでさえ生活が苦しいのに、新型コロナウィルスで、仕事もなくなって、

今、スラムの貧困層は、生きていくだけでもたいへん。

彼女もそのひとり。

いつもは、量を増やすためにお米をおかゆにして、ほとんど具のないスープをかけて食べるだけ。

でも、今日は、

家族がこの日のために、とっておいたお金や食材で、がんばって、こんなシンプルだけど、あたたかいパーティーを準備してくれました。

それだけでとても幸せだよね。

だから、

だから、こんなにも笑顔になれる。

だからきっと、

またがんばれる。

この辛い日々が過ぎ去るまで、

暗闇から光が差し込む日まで、

家族や友達と励まし合いながら、なんとかがんばれる。

だから、

笑顔でいよう。

今日も、

明日も、

きっと、

笑顔でいよう、

ね、、、

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JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

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