YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「夢の国にいる人々もいれば、希望がまた遠ざかった国もある。」 ~ディズニーランドが再開した日本とハードロックダウンの延長が決まったフィリピン・セブシティの現実、、

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これは今日から始まったディズニーランドの新しいアトラクション、、、

のわけがない😅

数日前にも書いた通り、現在、厳しいロックダウン下に置かれているフィリピン・セブ市の、とある地域で、いきなりフィエスタ(お祭り)が行われた。

昨夜、フィリピンのドゥテルテ大統領の会見があった。

新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず、ずっと続く国難で、なにかやつれた感じがする。

言葉にも力がない。

そして、彼は言った。

「私は失望した。彼らは頑固過ぎる」

” Cebuanos as hardheaded "

Cebuano.. セブアノとはセブ島他、中部ビサヤ地方の人々の総称。レイテ島で生まれ、セブ島のダナオ市で幼少期を過ごした大統領は、自らもまたセブアノであるが故にきっと、より怒り、そして哀しそうだった。

そして、彼は告げた。セブ市のハードロックダウンの延長を。

こんな国家的な危機の中、そのフィリピンでもいちばん感染状況が酷く、いちばん厳しいロックダウンが行われているセブ市で、また、その中でも、要注意感染地域とされているバランガイ(町)で、強行されたフィエスタのパレード。

それは、地域のシヌログ(セブでの信仰の対象であるサントニーニョを祀る祭礼。サントニーニョとはキリストの子ども時代。セブをあげて行われる本祭は1月に行われ、フィリピン最大のお祭りと言われる。)という、とても大切な祭礼を、信仰に対してどうしようもなく頭の固い人々が、このような時期の中、実施した。

そういえば思い出した。3月中旬、、ロックダウンの直前だったろうか、世界でコロナの感染が騒いでいる最中、教会では、まだ皆が集ってミサをやっていた。
「ミサはダメだって。危険だよ。」と自分が言ったら、「これは私達にとってとても大切なことだから」と返された。
考え方の違いなんだな、と思ったし、難しい問題だなって思った。
その後すぐに感染が酷くなり、ロックダウンが行われ、ミサも中止になった。

しかし、やはり、狂信的な人々はいる。集団心理のようなものもあるかもしれない。ひとりひとりはある程度冷静に状況を把握できていても、集団になると、おかしな方向にいってしまうこともある。
イスラム過激派とかだって、彼ら自身にとっては「正義」なんだし。

そんなふうに強行された祭礼のパレード。
それはSNSやメディアで騒がれ、国家的な大問題となった。

今、この地域では、バランガイ(町)どころか、Sitio(丁目)の単位で、封鎖が行われている。
ロックダウンによる経済活動停止で仕事もなく、貧困層は飢えに苦しんでいる。
想像してみてほしい。
歩けばすぐそこの、いわゆる一丁目と二丁目の境にゲートが置かれ、行き来が自由にできず、封鎖状態になっている町を。
そしてそこには銃を持った軍や警官が警戒・監視している状況を。
その中で、感染と飢えの恐怖に怯える生活を、、、

今日の警察の発表でこんなものがあった。

この事件を受けて、「二度とあんなことがないよう、各地域のお祭りのスケジュールを提出させ、警戒を強める。」というもの。

「そこまでしないとまたやっちゃう可能性あるの?」と、むしろその感覚に違和感を感じるけど、それはもうネイティブにしかわからないものなのかもしれない。

ただ、多くの現地の方、というかこのバランガイの方々も、ほとんどは、あのフィエスタについて、「信じられない」「セブアノとして恥ずかしい」と言ってたりもする。

本当に何が正解で、何がズレているのかよくわからない。

三月中旬から続くフィリピンのロックダウン。状況は良くならない。

政府の方針に文句を言ったり、また、「感染者数を追うことや、ロックダウンそのものに、意味がない」という論もある。

ただ、現実問題として、フィリピン政府が、感染状況を判断材料にロックダウンを続けている限り、
この「世界一長期のロックダウン」と、世界からネガティブな注目を浴びている状況から脱出するために、
まずはこのハードロックダウンの、次の期限となる7/15まで、住民みんなで協力し、我慢していくしかない。

ただ、このままロックダウンが続くと、、いや、今現時点でも、人々の生活は限界になっている。
貧困層は既に飢えに苦しんでいる。
しょうじき、国家そのものも限界だろう。

しかしもしロックダウンをしなかったら、もしかしたら、やはりフィリピン同様に生活環境が整っておらず、貧困層のスラム(ファベーラ)が多く、そしてウィルス感染に対して積極的な対策をとらなかったブラジルのように、死者が多発し、破滅的な状況になっていたかもしれない。

答えはわからない。

とにかくまずはひとりひとりが、今やるべきことをやって、感染拡大を止めないと、この危機を乗り越えないと、次の話にも行けないし、今までの総括や批判をしようにも、何も説得力がなくなってしまう。

だから、がんばろう。

とても辛い状況だけど、なんとか耐えよう。

日本では今日、東京ディズニーランドが再開した。

オープンを待ち望んだ人々が集い、ミッキーがパレードで手を振った。

同じパレードでも、フィリピンとは大違い。

でも、同じ地球だよ。

同じ命だよ。

ディズニーで楽しく夢を見るのはぜんぜんかまわない。

でも、もしできたら、同じ時間を生きている、それも同じアジアの人々が、

今も悪夢のような日々を送ってる。

その現実を知ってほしいなって、思ったりする。

決して他人事なんかじゃないよ、、、


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JOHNです。よろしくお願いします。
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

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