スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【「2つ持ってるから1つあげる」当たり前のようで難しいこと。そしてそれが自然な支援の形なのかもしれない。】~一台のピアニカに添えられた少女のメッセージ、、   (#ピアニカとメロディオン #バンドエイドとサビオ #インドマザーテレサ #あなたにとっての当たり前はすべてにとっての当たり前ではない #当たり前のことを当たり前にする難しさ #オフィスに万年床 #ピザの端を棄てるバカ #めんどくさいヤツでごめんなさい #SDGs #フィリピンセブ)

ピアニカがひとつ届いた。

NGOへの支援物資として、事務所(といっても自宅の自分の部屋😅)に。

ありがとうございました😇ちなみにこれがそのオフィス(?😂)

ごっちゃごちゃのデスクの向かって左に見えるスペースはいわゆる万年床。

この部屋ではプライベート時間より仕事時間の方が長いので、事務所で寝泊まりしてるということになるのかな?😳

フィリピンのスラムにある現地事務所を中心に、NGOが支援してる子どもたちに、ボランティアが楽器を教えてくれてる。写真は、日本からスタディツアーで訪れたボランティアを迎えての発表会。

日本みたく学校でちゃんと教えたりしない(選択授業で音楽はあるけど)ので、なじみのない楽器での合奏だけど、みんながんばってた😊

ちなみに現地では、リコーダーのことをフルートと呼んでる。

そうそう。ピアニカと書いたけど、中には「メロディオンじゃ?」と思う人もいるかもしれない。

実はこれって、メーカーの違いの商品名(YAMAHAはピアニカ、SUZUKIはメロディオン)っていうだけの話。同じもの。ようするにどっちも「鍵盤ハーモニカ」。たぶん他のメーカーのはまた別の名前。

なんて書いてたら、ふと思い出した。

昔、毎年手伝いに行ってた北海道利尻島ユースホステルのママ(オーナー)が、バンドエイドのことをいつも「サビオ」と言ってて、めっちゃ違和感があった😂

と、書いたけど、実はこの「バンドエイドを云々」自体がもう間違い。

どっちも商品名。ようするに「絆創膏(ばんそうこう)」。

あ。うちの母親はよくカットバンって言ってた。


こうゆーのって他にもいろいろありそう😅

話は戻って、、

ところでこのピアニカは中学校2年生の女子からの支援物資。

そして、一緒に添えられてたカードに、こう書いてあった。

「ピアニカを2つ持っているので、1台を子どもたちのために贈らせて頂きます。」

と。

特別な形のメッセージではないし、本人も深い意味はなく書いたと思うんだけど、なんかふと思った。

「2つあるから1つあげる」

「私は持ってるからあげるね」

これが支援の基本であって、そして自然な行為なんだろうなって。

とても自然なんだけど、でもそれはとても尊い


昔、インドのマザーテレサの施設でボランティアをしてた頃、街なかでこんな光景を目にした。

レストランのオーナーが、残飯の入った容器(ゴミ箱)をそのまま裏口から通りに無造作に置くと、待ち構えてたホームレスたちがそれを持っていく。

あげる方に笑顔も愛想もなければ、もらう方も、べつに「ありがとう」って殊勝になるかわけでもない。

もういらないからあげる。でも必要だからもらう。

ただそれだけのこと。

フードロス削減だとか難しいスローガンが掲げる必要もない。

意義も思想もない、ただの社会の構図。

「持ってる者が、持たない者に、当たり前に提供する」

それが美談や自己満足ではなく、当たり前に成り立つ、そんな社会や、人々の気持ちが、自分には自然で、とても尊いものに感じる。

金儲けにも贅沢にもキリがない。

人間の欲は止まらない。

そのために犯罪に走ることだってある。

でも、どこかで、そんな自己満足のための欲が、人として価値のないものだと気付き、時には周りを、自分だけの世界ではない現実を、見渡してほしいなって思うことがある。もちろん自分自身に対しても。

そこに崇高な精神や、意識の高さなんてなくてもいい。

例えば、前にピザの食べ放題のお店に行った時、端っこを残す人がいた。

楽しそうな笑顔のカップルだった。

こんなめんどくさい言い方はしたくないけど、

でもはっきりと言えることがあるし、知ってることがある。

あなたの残した(そして棄てられる)その「いらないもの」を、欲しがり、生きてくために必要としてる人だっている、ということ。

それはやはり「意識」の問題かもしれないけど、多くの人々にとっては、そんなこと意識しなくても、やらないこと、だとも思う。と、信じたい。

「当たり前のことを当たり前にできる」それはとても難しい。

そして、それは同時に、

「あなたにとっての当たり前が、すべての人にとっての当たり前、というわけじゃない」ということでもあるのだろう。

「2つ持ってるから1つあげる」

そんな当たり前のようで、実はけっこう難しいことを、自然にできるような自分でいたい。

少女の何気ないメッセージに教えられた、そんな昼下がり、、、

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。
このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。
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