スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【「スモーキーマウンテンと呼ばれた場所、そしてフィリピンのゴミ山とその現実」~NGOで取り組んでいる環境問題対策について(その①)】~SDGsという概念が一般的になる中で、言葉に行動が伴わないのではなく、言葉が行動に追いついていないという、ただただ広報的なジレンマを抱える今日この頃、、   (#SDGs持続可能な開発目標 #フィリピンセブ #国際協力NGO #海外ボランティアスタディツアー #ダンピングサイトゴミ山スカベンジャー #アースデイ #机上の空論)

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今、日本でよく言われるSDGs(持続可能な開発目標)。なんとなくだけど、とっつきやすいのはエコとか温暖化とかそうゆーやつ。おおよそ環境問題につながる。

で、地球環境保護へのアプローチを掲げるアースデイというイベントがある。以前、そのイベント・取り組みに問い合わせた際に、スタッフの方から、環境問題について紹介できるページはないか、と言われ、「あ(;'∀')」と、、そーいえば、ホームページで環境問題についてあんまし触れてなかったな、と気付き、確定申告も終わり(^^;)、なんとか時間を作って、NGOの活動のひとつとしての環境問題への取り組みについて、ホームページ内で案内しようと、、、

なわけで、環境問題対策のページを作ろうと、やっと腰を上げて、で、今、何をしようかとしてるのかとゆーと、まずはブログを書きつつ、その構想をまとめていこうかと😅

別に流行り(?)だからってむりやり環境関係のサイトページを作るのではなく、なんだかんだと当たり前のように現地(フィリピンのスラム)で、ずっと地道にやってきたNGOの環境問題への取り組みを紹介するっていうこと。

SDGsっていう言葉が世の中に浸透して、逆に今までやってきたことをその範疇に当てはめようとする作業とゆーか、な感じ。

「言葉に行動が伴わない」とよく聞くけど、行動は前からずっとしている。だから机上の空論にはならない。でも、SDGsという概念が一般的になる中で、言葉が行動に追いついていないという、ただただ広報的なジレンマを抱える今日この頃、

ああ、世の中の流れについていくのは大変だ😅

実際の行動的には、やることはやってるつもりだけど、言葉にしないと、伝わらないし広まらない。ほんとはこのデスクワーク時間の分、直接的な支援のために動きたいんだけどな

では、本題。

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NGOの現地事務所があり、主な活動地域であるフィリピンは、多くの発展途上国と同様、いや、その中でも顕著に「ゴミ問題」があり、それは地下水や土壌の汚染に繋がり、人々の生活環境をおびやかしています。また、排ガス等による大気汚染も問題になっています。

フィリピンでは大気汚染防止法に従い、ダイオキシン等の有害物質を発生させないため、ゴミの焼却が禁じられています。結果、焼却できないごみが分別されずに野積みされることになり、巨大なゴミの山が形成され、環境汚染の問題を引き起こしています。

TVとかでよく放送される「ゴミ山」です。

広範囲に積み上げられ、放置されたゴミの山。そして、そのゴミ山を拾って生活する人々がいます。いつしかそこにはスラムが形成されます。

そのゴミ山・ゴミ問題の象徴として、数年前まで、ここフィリピンには「スモーキーマウンテン」という地域が存在しました。

フィリピンの首都マニラのスラム・トンド地区にあったゴミ山で、各地から集められ積もったゴミが堆積し、ゴミから発生したメタンガス自然発火し、絶えず燃え続け、煙が立ち上っていたことから、それは「スモーキーマウンテン」と名付けられました。

フィリピンのマニラ市北方に位置し、かつて東洋最大のスラムといわれていたスモーキーマウンテン。ゴミ山で暮らす人々は、ハイエナなどの腐肉を食べる動物を意味する「スカベンジャー(scavenger)」という差別的な呼び名で呼ばれ、捨てられたゴミの中からまだリサイクル可能なものを探し、それらを換金することで生活費を得ています。

しかし、1995年、スモーキーマウンテンはフィリピン政府により強制撤去されました。スモーキーマウンテンがフィリピンの象徴のようになった状況を、政府は国家の恥だと認識し閉鎖を命じたためです。そして、スモーキーマウンテンを追われてしまった住民たちは、政府が用意した公共住宅に移り住み半ば強制的な立ち退きにあいました。

とはいえ、それで人々の生活環境が改善されたかといえば、まったくそうではありません。ゴミを拾って売る、という生活の糧を失った人々は、飢え、苦しみ、結局、スモーキーマウンテンの向かいにできた新たなゴミ山で、多くのスカベンジャーが、同じようにゴミを拾って生活しています。その場所は、ケソン市北方(パタヤス地区)にあり「スモーキーバレー」と呼ばれています。

そのようなゴミ山が、NGOの現地事務所のあるセブ島にもあります。

ダンピングサイトと呼ばれる、セブ島で最大のゴミ山が、イナワヤンという地区になり、NGOでは、そのゴミ山のスラムで生活する人々のために、支援活動をしています。

定期的な炊き出しや支援物資の配給、また、環境問題への教育等の啓蒙活動を行っています。このセブのダンピングサイトは、どこか山の中とか海の埋立地とかではなく、ふつうに街なかにあり、すぐセブシティ中心部です。1枚目の写真の様に、ゴミ山の上から、海の対岸に見える高層ビル群。そのコントラストが何とも哀しい現実です。

そう、文明を必要以上に享受した人々がそこにいるから、同時に大量のゴミが発生し、そして、どうしようもない貧富の差という現実によって、このようなダンピングサイトが、ゴミ山のスラムで生き、苦しむたくさんの人々が生じるのです。


続く(その②)では、そのダンピングサイトの現状や、NGOの支援活動について紹介します。

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