🌏ゴールデンウイークの海外ボランティアプログラム参加者を募集しています。よろしくお願いします。ゴミ山のスラムの住人の多くは、職を求めて農村から都市に流入してきた人々ですが、結局思うように職を見つけられず、ゴミの中からお金になるものを売り、わずかな収入を得ています。
また、ここでは、4,5歳ぐらいの幼い子どもがゴミ拾いをする光景も珍しくありません。家庭の生計を助けるために、学校にも通えず、一日中ゴミを拾っています。
栄養失調や皮膚病、感染症などの病気にかかる子どもたちも多く、乳幼児の死亡率は、約30%にもなります。
ペットボトルやプラスチック、空き缶、アルミニウムなどを拾い、廃品回収業者に売ることで生計を立てています。1日働いても、収入は、100〜200ペソ(レートによりますが日本円で200~450円程度)くらいです。ゴミ山からは細菌、悪臭、粉塵や排気ガスなどが混じり環境においても劣悪な状況です。有害な化学物質は、感染症や呼吸器系の病気を引き起こし、皮膚病や寄生虫による病気も発生しています。
ゴミ山で暮らす子どもたちのための支援活動の様子です。
定期的・継続的に、主に文房具や食糧の配給をしています。
ところで、列に並んでいる子どもがサンタ帽子を被っています。
もちろんこの帽子もゴミ山で手に入れた物です。
この日は年末で、クリスマスが終わった後だったので、ゴミの中にクリスマスパーティーのゴミもあったのでしょう。
幸せな街の家族が棄てたクリスマスパーティーのゴミを拾って、ゴミ山の子どもがクリスマスを祝う。
それを「幸せのおすそ分け」と考えるのが、あまりに哀しいです。
そして、このように、ゴミ山の人々の生活は、積み上げられる大量のゴミを密接し、収入もそうですが、生活そのものが、ゴミを共に生きているのです。
小さい頃から、子どもも大人に混じってゴミを拾います。家族の生活のために、選択肢はありません。
そう、本当に哀しく、厳しい現実ですが、多くの場合、ゴミ山で生まれ育った子は、大人になってもやはり、このゴミ山で生活をし、家庭を持つことになります。この悪環境から抜け出すことは、とても困難なのです。
ゴミ山はまた、子どもたちの遊び場でもあります。
何が棄ててあるかわからないゴミの中を、子どもたちは、ビーサンや裸足で走り回ります。
ある意味、宝の山かもしれませんが、危険物やばい菌もあふれています。
病院の使用済み注射針や点滴パックが棄ててあるのを見たこともあります。(病院の方に聞いたら「そんなはずはない」と答えていましたが。病院による、ということかもしれません。)
ゴミ山から学校に通う子どももいます。
それ自体は前向きで夢のある話だと思いますし、子どもにはがんばってほしいのですが、ただ、貧困や染みついた臭い等によって、いじめに合わなければいいな、といつも心配しています。
この日は、支援物資として寄付して頂いたリュックサックを配りました。
少なくとも、明日から子どもたちは、新しいリュックサックを背負って学校に通うことが出来ます。
笑顔がいっぱいです。