

12月某日。
ここはフィリピン・セブ島の山奥の村のスラム。
貧困層の子どもたちのための、明日のクリスマスイベントの準備をしています。
支援者様の協力のもと、村の子どもたちに、文房具の支援とささやかなクリスマスギフトを配ります。
この前日(イベントの2日前)から山に入り、山奥の民家(友人の家)に泊まり、生活を共にしながら、過ごしています。
スマホの電波もふつうに入らないような山奥です。
もしネットがしたかったら、サリサリ(個人商店)に設置してあるPiso Wi-Fiを利用します。
自販機みたいなやつにお金を入れて、スマホを設定して、プリベイトでネットが利用できます。
ただ、それさえも、泊まってる家の辺まで来ると電波がおぼつかなくなります。
その機械の近くなら電波を拾うので、店の前は深夜までなんだかたまり場になっています。
ここまで来るには、ふつうのバイクに3~4人乗り(子どもがいたらもう一人)して、峠を上って、そこから森に入り、山登りです。
町を走ってるバイクタクシーのトライシカット(バイクに乗客用のユニットが設置されてるやつ。いわゆるトゥクトゥクみたいな)ではなく、ふつうのバイクのバイクタクシーです。それじゃないと、狭い山道をちゃんと登れないから。
買い物に行くのも、いちいちそんな過程を経て、ふもとに降ります(で、また山登り😅)。もちろん仕事に行くのも。
そんな、だいぶ文明から離れた感じの、よーするに不便な山奥です。
あ、そういえば、今、バイクの規制がけっこう厳しくなって、街なかでは、2人乗りしかできない(いや、ほんとはそれが普通なんだけど😅)のですが、ここらはまだ大丈夫です。
到着した日は、日本からのボランティアには、山の子どもたちと交流してもらい、自分らはスタッフや現地ボランティアとミーティングです。
翌日はみんなでイベントの準備です。
文房具やギフトをパッキングしたり、イベントの進行について話し合ったりします。
また、昼過ぎには、ずっとNGOの活動を支援してくれている現地法人Seven Notes' Inc.様が、大量の文房具やお菓子を登山口下の道まで運んでくれました。本当にありがとうございます。
たくさんの支援物資を現地ボランティアと一緒に山登りしながら運びます。そしてまたみんなで作業の再開です。
まあもちろん、作業をしながら、楽しみながら、時を過ごします。
近所の子どもたちも遊びに、いや、手を出し、、じゃなくて、手伝ってくれます😅😊
そして、イベント当日を迎えます。

山の小さなチャペルの前の広場にみんな集まってます。
初めはみんなでゲームです。
ぬいぐるみの寄付をたくさん頂いたので、景品にして、めっちゃ盛り上がってます。
「ぬいぐるみなんて、ほんとに喜ぶの?」なんて、大人はつい思ってしまいこともありますが、これがまたみんな大喜びです。
男の子も?
そうです。男の子も。
というか、そういえば自分も小さい頃、毎日パンダのぬいぐるみを抱いて寝てました😅
そんなことは置いといて、
なんてっても100人以上の子どもたち相手のゲームなので、ひとつひとつ優勝が決まるまでやってると、賞品がいつみんなに行き渡るかわかりません。(ぬいぐるみの大小とかはあっても、最終的には全員に渡せるよう計画しています。)
椅子取りゲーム(フィリピンでも同じゲームがあります)や音楽が止まったら自身もフリーズして動いたら負け、みたいなゲームから始めたのですが、これで最後までやってると、何回やるんだ?何時間かかるんだ?って感じなので😅、そのうちもっと大胆に、借り物競争みたいなやつに😁
で、盛り上がってるうちに、
なんだか空があやしい雰囲気に、、、
朝は晴れてたのに、、、
そして、どんどん天気が崩れて、、、
これは、
ヤバい、、、
(「その2」へ続く)
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