スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「全校生徒3500人!フィリピンの公立小学校の修了式」~Recognition Day~学年終わりの成績優秀者の表彰式

#フィリピンの教育制度と学校の現実 #小学校から落第のあるフィリピン #国際協力NGOの草の根支援 #SDGs #スラムの貧困 #子どもの貧困 #チャイルドサポーターチャイルドスポンサースカラシップ #つなぐよ子に

今朝、NGOの支援地域の小学校の校長先生に「クレヨンがいっぱいあるのですが、学校で使いますか?」とメール(チャット)しました。
寄付してもらったものを、このあいだ大量に現地(フィリピン)に送って、その中に入ってて、次回(8月)に学校へ持っていこうかと。
な、話をしてたら、「今日、Recognition Dayなの」と。

あ、ごめんなさい(^^;)

Recognition Dayとは学年終わりの成績優秀者の表彰式です。日本でいえば修了式ですが、内容や雰囲気は異なります。

で、校長先生が、今まさにその最中の写真を送ってくれました。

「何かスピーチとかするの?」と、冷やかし半分で聞いたら、

「これから、子どもたちにメダルを渡すのよ!」と嬉しそうです😊

そう、フィリピンのこの学年終わりの式典は、日本とはだいぶ様子が違います。

卒業式ではなくただの修了式です。学年が変わるだけです。
日本だと、自分のイメージでは、サクッと式が行われるだけの感じですが、フィリピンでは親兄弟も参加して、子どもも女子はドレス、男子は襟付き、とかの正装です。(制服での式典の学校もあります。)

そして、成績優秀者にメダルを授与します。また、全員に修了証書の表彰もあります。

成績優秀者といっても、1番だけ、というわけはないですし、科目もたくさんありますし、中には「Most Friendly」なんてのもあって、なんだかんだと全員が表彰されます。

個性を活かしつつ、著しい差もつけない、そしてみんなが喜ぶ、という、準備や実施も大変ですが、日本でも取り入れてみればいいのにな、って思います。(クラス単位で担任の先生がやってもいいですし。)

そして、子どもや親にとって、この日が、ただの学年終わりの区切りの日じゃないというのは、フィリピンでは、小学校から落第があり、進級試験が行われるのです。

だから、義務教育だし、特別な手続きもなくとりあえず次の学年に上がれる、という日本とは、感激度合いもやはり違います。

落第があるということは、小学校から、違う年齢の子どもがクラスに交じってるわけで、というか、それが当たり前の光景で、良い意味で捉えれば、例えば大人になってから改めて学校に、なんていうのも違和感がない、ということです。

実際、NGOスカラシップ(チャイルドサポーター)を受けている子どもには、貧困のため当該年齢では小学校に入学できなかったけど、支援が受けることで初めて、年齢的には遅れて、小学校に入学できる子が多くいます。

同様に、家庭の事情で、休学をして、落ち着いたら復学したり、落第の子もいますし、ようするにクラスの中で、まちまちの年齢の子がいて、それを当たり前に受け入れる土壌がある、ということです。

ハイスクールとかになれば、出産で休学(産休?)して、数年後に復学したり、中には赤ちゃん連れで学校に来たりもします。

それらはやはりネガティブな問題故だとは思いますが、それでもおおらかに様々な状況を受け入れて、それぞれの形で学校に通える社会の雰囲気は、ある意味素晴らしいと思います。

そんなこんなしてるうちに、校長先生からまた写真が送られてきました。「あなたの団体で支援してる子よ。クラスでトップの成績で表彰されたわよ!」

わざわざありがとうございます😊

そして本当におめでとう。

本来なら貧困のため学校に行けなかったスラムの女の子が、支援を受けて学校に通い、勉強をがんばってる、、とても嬉しいし、誇りに思います。

ちなみに今日は、小学校1~3年生の修了式です。

なんてってもこの公立学校の小学校の全校生徒は3500人!😱

とてもとてもいっぺんには式ができません😅

学校は、午前が低学年、午後が高学年、そして、夜間にはハイスクール(中高校)という、早朝から夜中までフル稼働です。

そして、この子どもの多さは、未来への希望でもありますが、貧困の連鎖の悪循環でもあるのは事実です。

現実は現実で受け止めて、それでも今、できることを行っていくしかありません。

子どもたちの未来のために、、。

ところで、さっきからチャットしてる小学校の校長先生は、写真の青い上着の方です。

笑顔いっぱいです😊

子どもによろしく言っといてね!とチャットしたら、

「I willI 💗💕🤩🥰😍」と返ってきました。

お茶目で明るくてフレンドリーで、素敵な校長先生です。

これからも一緒に協力し合って、子どもたちの未来の夢を支えていきましょう😇✨hopehalohalooasis.wixsite.com

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。
このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。
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