スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【「この先は危険だから行くな」とタクシードライバーに言われてしまう地域。でもそこにはやはりたくさんの人々が生活してる。強く明るく、、】~2022夏・都市部のスラムの支援活動その2   (#開発援助や国際協力支援とは本来自立支援であるべき #日々の支援が未来へと繋がる #支援を受ける子どもがいつか支援をする側に #SDGs #国際協力NGO #海外ボランティア #フィリピンセブ #スラムの子どもたちの笑顔を守るために)

今日は、NGOの現地事務所の周りのスラムの子どもたちへの支援活動です。

ここは、フィリピン、セブシティの外れの、おそらく日本人がフラっと来るには、だいぶ危険な地域です。というかNGOの関係者やボランティア以外、外国人を見たことがありません。

貧困地域であるのでビジネスでも来ないし、観光するとこなんかないし、で、当たり前といえば当たり前なのですが😅

ちなみに、以前、宿泊してた現地のソーシャルワーカーの家(スラムから徒歩30分くらいの住宅地)にタクシーで、ふつうに帰ったら、説明がうまくいかず、少し通り過ぎてしまい、そしたら運ちゃんが、「おい、これ以上は危険だから行くな。それも外国人だけなんてありえない。」とマジ顔で言われました。

なのですが、その「これ以上」の先にある、危険地帯にいつもいるんだけどなーって思いつつ😅

今回も、知り合いのフィリピン人が、大通り付近に住んでることがわかり、ちょい会ったら、帰り、あっちは危ないから送ってくよ、と言われ、「いやいや、いつもふつうに歩ってるから」と言っても、どうしても送る、というので、一緒に夜道を歩いてたら、

実はその人自身が、、、「私、こっちには来ないようにしてたから、ここらに来るの初めてなんだけど、、」と、緊張してたという😳

そんな地域で、貧困のため、学校に通うことが困難な子どもたちの、就学支援のために、文房具の配布をします。

いつもは、現地スタッフのおばちゃんたちに仕切ってもらうのですが、今回は、NGOのチャイルドサポーター(スカラシップで学校に通う子どもたち)の高校生たちに、ある程度、イベントの進行をしてもらいました。

彼女・彼らは、また、今回、支援を受ける側でもあります。

日本の高校生のボランティアと協力して、文房具や衣服の配布、ちょっとしたレクリエーション等を行いました。

もちろん進行はスムーズではないし、自分もいろいろ手助けや指示をしましたが、スタッフが仕切るよりも、緩んだ雰囲気で、笑顔いっぱいの和やかなひとときとなりました。

彼女たちもきっと良い経験になったと思います。

この先、彼女たちが、どのような人生を歩んでいくかわかりませんが、こういう経験の積み重ねや、また、支援への感謝の気持ちを忘れずに、いつか、「私も誰か困ってる人を助けたい」という意識を持ち、行動できる大人に成長していってもらえたらいいな、と思います。

現地のタクシードライバーに、「この先は危険だぞ」とに言われてしまうような地域。ここはそんなスラムです。でもここにはやはりたくさんの人々が生活し、貧困に苦しむみながらも、懸命に生きています。強く明るく。笑顔を忘れずに。

長年、この地域で活動している自分やNGOは、もうスラムの人々と顔見知りですし、信頼関係もできています。なので、直接危険を感じることはあまりありません。というか、自分はきっともう、その危険さえも、今ここにある現実の生活として受け入れてしまっています。

例えばクスリや博打、銃なども、貧民街にはやはり存在します。そしてそれは犯罪に繋がります。しかし、ここではその原因はやはり生活苦であり、貧困なのです。

自分らは、少しでもそのようなネガティブな要因を取り除いてあげられるよう、子どもたちの就学支援や人々の生活支援を行っています。

今目の前にある困難に対処していくのに精一杯で、もしかしたらそれはいわゆる焼け石に水のようなものかもしれません。

でも、例えば災害支援のように、それは確かにその場限りのものかもしれませんが、でも、その時その時の支援が繋がって、いつかきっとそれがこのスラムの自立支援へと具体的に繋がるようにと信じて、今できる限りの支援を行っています。

今を乗り越えなければ、明日も来ない。

今日という日を生き延びなければ、明るい未来どころの話じゃない。

それが現実なのです。

そんな厳しい現実に負けないように、スラムの人々と手をつなぎ合いながら、これからも地域に根差した草の根の支援を続けていきます。

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。
このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。
今後ともよろしくお願い致します。

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