
さてさて。こないだ英国のホラー映画の製作会社「Jagged Edge Productions」より、最新作『Winnie the Pooh: Blood and Honey』(原題)の予告編が公開された。
めっちゃ有名な監督(リス・ウォーターフィールド)や会社とかじゃないし、内容もなんかB級感漂ってるし、なんだけど、何気に世間をざわつかせてる。
なんてっても、誰もが知ってるあのクマのプーさんが殺人鬼と化してしまう映画なのだ。
タイトルを直訳すれば『クマのプーさん:血とハチミツ』)、というか、原題にもそのままWinnie the Poohとか言ってる。もちろん主役はクマさん。
というか、いいのかこれ?
プーさんのキャラ崩壊もそうだけど、これってディズニーの映画でもないし。
あの著作権にうるさいディズニーが黙ってないんじゃ?
なのだが、実は、A・A・ミルンの原作小説「クマのプーさん」の著作権が今年1月に期限を迎え、、パブリックドメインとなったことで、こうゆーことが可能になった。よーするに、ディズニーの商業主義にまみれたひとつのキャラクターが、「みんなのプーさん」になったのだ、あ、ちなみにこの映画には、まだ著作権が切れていないティガーは登場しない。で、年内の公開が予定されているらしい。
予告編を見る限りでは、内容はこんな感じ?青年となったクリストファー・ロビンがガールフレンドと共に「100エーカーの森」を再訪するところからスタート。しかし、すでにプーさんとピグレットが狂暴化していることが判明する。ヤバいと思った時にはもう遅い?青年に成長した大学進学を期にクリストファー・ロビンから捨てられ、自ら食べ物を狩らなければならなくなったプーさんとピグレットが血みどろの人間狩りに勤しんでいるのだ。よーするに、人間から(ディズニーからも)時話されたプーさんが野生化したわけだ。ロバのイーヨーは、飢えたプーさんとピグレットにすでに食べられてしまってる。
子供のころの愛されキャラたちが、クリストファー・ロビンに捨てられ、いつしか復讐の殺人鬼を化す。終盤では、クリストファーが涙ながらに「ぼくらは友達だったじゃないか! なぜこんなことをするんだ? ぼくはきみを見捨てたんじゃない。誓うよ!」とプーさんに助けを乞うようなシーンもある。
そんなある意味、道徳的な意味も含んだ深い話(?)である、、、ないかな?😅
で、まあ、そんなふうに、著作権には期限があるということで、
ほとんどディズニーを守るためだけっていうくらい、今までアメリカの著作権法は改正されてきて、その著作権保持期間を延ばしてきたんだけど、
いよいよそんな愚行にも限界が来たのか、ディズニーキャラクターにも、徐々に著作権の期限終了の波が来てるってわけだ。
もちろんディズニーのメインキャラクターであるミッキーマウスも例外ではない。1928年に「蒸気船ウィリー」に登場してからディズニーの顔として愛されるミッキーマウスは、2024年1月に「蒸気船ウィリー」の著作権保持期間が終了すると同時にパブリックドメインの一部になる可能性が高い。
ただ、こんな情報も。
今年、アメリカ政府の著作権管轄部署のトップに、元ディズニー社の法務担当者が就任したというのだ。それによって、またディズニー寄りの政策が行われ、ミッキーの著作権延長に向けて何らかの「悪あがきによる合法化」が執り行われるのではないか、という危惧が今、大きくなっている。
しかし、今回の期限切れに関しては、「一企業のためのそこまで法律を変えるのはさすがに、、」という批判も多く、今回こそはミッキーマウスも著作権切れを受け入れるのでは、という見方もある。
もし現状の著作権法のまま、近年、ミッキーマウスがパブリックドメインとなったら、、、
こいつも、

こいつも、


こいつらも、

