スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【同情するなら武器をくれ!】~ウクライナ外務省公式Twitterの各国の支援への感謝の動画に日本の名前がなかった件。そして国際協力における本当の支援の難しさ、、   (#同情するなら金をくれ #安達祐実 #家なき子 #ウクライナ戦争 #自己満足でひとりよがりの支援なんていらない? #ウクライナ千羽鶴寄贈問題 #海外ボランティアに行くよりお金送った方がいい?)

ウクライナの外務省が公式ツイッターに投稿した、各国の支援に感謝を示す動画には、日本の名前が含まれていかった。。ウクライナの外務省が25日に投稿したツイートには、ウクライナ軍の司令官の発言を引用する形で「パートナー諸国の支援と揺るぎないサポートに心から感謝します」と書かれていて、動画には画面右側に31か国の名前があげられてる。そして、この中に日本は含まれていなかった。

日本政府の2億ドル(256億円)だと足りないということだろうか?ニュースとかでもアナウンスされたように、日本は支援金の他に食料や医療用機材、防弾チョッキ、ドローンなどを提供している。その程度じゃ感謝に値しないって?ようするに、ゼレンスキー大統領が、訪れる各国首脳に向けて言ったように、「手ぶらでウクライナ訪問はできない。ケーキやスイーツの土産も求めていない。欲しいのは武器」ということなのだろう。

遠く文化も違う日本には、いくら日本側がウェルカムでも、避難するウクライナ人は少ないし、直接の難民支援もできない。ドローンとかはもちろん軍事用に転用されるだろうけど、戦車やら弾薬やらも提供できない。公的な形において、感謝を示すことがなかったということは、日本の支援は、現実的にはあまり必要がない、もしくは足りない、ということなのだろう。身を削ったロシアへの経済制裁についても、ウクライナは日本の行為をそれほど評価してないということだろう。

ちょい前にも、ウクライナは公式アカウントで、プーチン批判のために、ファシズムの象徴として、ヒトラー昭和天皇を並べた動画を公開(のちに謝罪したが)してた。自分はずっと主張しているが、ウクライナ政府やゼレンスキー大統領は、必死なのはわかるが、あまりに配慮が足りないと思う。また、これも、何度も書いているが、「大前提として、今回のウクライナ侵攻において、そこにどんな歴史的要因や名目があろうとも、罰せられるべきは、武力において侵略行為をしたロシアであり、一方的に進行され国土を荒らされているウクライナの人々には同情するし、なんとか救えるよう世界は協力して、力になってあげるべきだと思う」のは変わらないけど、でもってべつに感謝されたくて支援してるわけじゃないけど、でも、やっぱりこれは重ね重ね、失礼な行為だな、と思う。アメリカの言いなりばかりではなく、今後の支援についての是非を日本政府は考えるべきだし、少なくとも、国民の血税や外交上のリスクを投じて支援したのだから、相手にとって本当に意味があったのか否かの確認をする必要は生じてくるだろう。

「相手のために本当に必要な支援」
それは、自分が行っている国際協力NGOでの支援活動においても、いつも考えなければならない、大きな課題である。「自己満足や独りよがりの支援でも、何もしないよりかはマシ」、ということも言えるのだが、今回の国際的なウクライナへの支援については、そんなきれいごとは言ってられないだろう。

そういえば、ちょい前に話題になった「千羽鶴」問題も同様だ。確かにウクライナに鶴を折って送っても現実的には何も役に立たないかもしれないけど、自分的には、折り鶴にこめた平和や無事を祈る気持ちは尊いものだと思うし、そこに自己満足ではなく相手を思いやる気持ちがあれば、それは意義のあるものだと思う。武器や暴力ではなく、祈りが人々を勇気づけたり救いを与えたりすることもあるんじゃないかと、、。ただ、それを相手が望んでいるかどうかやはり疑問、というか、少なくともウクライナ政府は所望してなさそうだ。「祈りはいいから武器をよこせ」だろうか。まあ、いきなり送り付けられても場所もとって迷惑かもしれんし、後で処理にも困るし?

で、その千羽鶴は、日本のどっかの団体(?)から大使館に寄贈される予定だったんだけど、いろいろ批判されて取りやめになったらしい。中にはこんな批判もあった。それなりの有名人から。「無駄な行為をして、良いことをした気分になるのは、恥ずかしいこと」とか、「鶴を折ってる時間があったらバイトして支援金を送った方がいい」だってさ。

実はこれも、国際協力活動や海外ボランティアとかにおいて、よくある話。

海外ボランティアツアーとかで学生さんとかが高いお金出して現地の孤児院の子どもとちょいふれあったり、なんていう、よくあるプログラム。それに対して、「ほんの数日、ボランティアとかしたって意味ない」「そんなお金があるなら、かわいそうなその子たちのために、お金を送った方が役に立つ」とかって。

それはそれで言えてる。ぜんぜん否定しない。

でもね、

お金とはまた別の意味で、大切なことだってある。現地の子どもたちが、ほんの短い期間でも、海外からやってきた自分らを思いやってくれるボランティアとふれあい、その思い出や体験を、子どもたちは、いつまでも忘れずに覚えてる。そして、そんな美しい思い出は、時には辛い現実を忘れさせてくれたり、乗り越えていく力になることもある。

それも、事実なんだよね。

NGOのスラムの子どもの施設で、ボランティアが持ってきてくれたぬいぐるみを、その時いた子ども全員に配った。それから年月が経ち、ある日、facebookで友達申請してきてくれた高校生の女の子が、そのあと、チャットでこう言った。「あなたのことを覚えてるわ。だからfacebookで見つけた時、とても嬉しかった。」彼女はその時の子どもの一人だった。まだ5歳だった。

「ねえ、覚えてる?あの時、小さなクマのぬいぐるみをもらったの。あれからいつも抱いて寝てたから、もう真っ黒でボロボロだけど、まだとっておいてあるのよ。」

「楽しかったなあ、あの頃は、、。今でもよく思い出すわ、、、」

何も考えず(?)に毎日を楽しめた子どもの頃の美しい思い出。それは、スラムの貧困の中、大人になるにつれてわかってくる厳しい現実に苦しむ彼女にとって、本当に貴重な思い出であり、今でもその時もらった小さなクマのぬいぐるみを大切にしてる。

空っぽのお腹を満たしてはくれないけど、でも、うちらがあげたそのクマのぬいぐるみは、その後の彼女の人生を支えるひとつの大切な思い出になってる。

あ。

なんかだいぶ話がズレた?(;・∀・)

うーんと、

むりやりまとめると、

なにはともあれ、

うん、、


支援って、難しいよね、、、

ウクライナで今求められてる支援は武器であり、貧困に苦しむスラムで求められてるのはお金であり食糧。それはわかる。だからといって、平和への祈りや、心の癒しを否定するのも、やっぱり何か哀しい。

「今はそれどこじゃないんだってば!」

そういうことなんだよね。

今、死んじゃいそうな子どもに、ぬいぐるみをあげて喜ばすより、まずは水と食事を与えた方がいい。

優先順位ってゆーの?

そうなんだよね、、

そういえば、昔、ドラマでこんな有名なセリフがあったじゃん?

「同情するなら金をくれ!」

それは、やっぱり、

真実ではあるよね、、、

でもって、

それはそーと、欧米のプロパガンダに日々さらされる日本からだとむしろびっくりな事実なんだけど、支援金やら軍事協力やら経済制裁やらでウクライナを実際に支援してる国って、たったの31ヵ国しかないんだね。まあ、日本みたく数に入ってない国もあるんだろうけど、、、(ちなみにその後、やはり反響が大きかったからか、新しい動画がアップされ、日本や韓国、台湾等の7ヵ国が追加された。)


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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

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