YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【アフガニスタン動乱。アメリカ軍撤退とタリバンの政権掌握。そして欧米の報道だけを信じるな】 ~物事には裏と表があり、何が正しくて何が間違ってるかなんて、誰にも言えない、、   (#アフガニスタン紛争の歴史 #ソ連のアフガン侵攻 #ビンラディンとアルカイダとタリバン #アメリカ同時多発テロ世界貿易センター爆破 #アメリカと有志連合のアフガン空爆 #自分本位で無責任なアメリカ #タリバンの意味)

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これもまた、ただのひとつの見方に過ぎない。

アフガニスタンのとある貧乏な農村に住み、食べることがせいいっぱいな人たちは言う。

「結局、タリバンの頃がいちばん良かった。少なくとも平和だった。」

1979年ソ連(当時)のアフガニスタンへの軍事介入、そして撤退後、政権を握ったタリバン

当時、ソ連軍が去った後、アフガニスタン無政府状態となり、様々な軍閥が各地にワっと押し寄せ、民衆に対し乱暴狼藉、婦女暴行、略奪行為等を散々行った。その惨状と混乱を収めたのがタリバンだった。

そしてほんの束の間の、そして危うい、それでも平和が訪れた。

その後、反米主義によりサウジアラビアを追われ、アフガニスタンを経て、スーダンに渡ったアルカイダビンラディンが、2011.9.11例のアメリカの同時多発テロ世界貿易センター爆破等)を行った。そして、アメリカやサウジからの圧力を受け、ビンラディンスーダンからも追放され、アフガニスタンに戻る。

政権を握っていたタリバンは、ビンラディンをかくまう。そしてアメリカからの引き渡し命令も拒否する。

そもそもアフガンの人たちはアメリカ帝国主義が大嫌い。

また、旧知のビンラディンが客人として助けを求めてきたら、なんとか力になろうとする。それがアフガニスタン人だ。ましてやアメリカに引き渡すなんて考えられない。

そして、アメリカと有志連合によるアフガン空爆が始まる。ほどなくしてタリバン政権は崩壊した。

その間の約20年、タリバン政権の下、わけのわからん(イスラム原理主義者以外には?)圧政も行われたが、少なくとも秩序は保たれ、いわゆる平和だった。

農村の人々は、中央の政治のことはよくわからない。

ただ、平和でちゃんと食べていければそれでいい。

地方の人々(庶民や貧困層、農村)は、ソ連撤退後のアフガニスタンを制圧し、その後、そんな束の間の平和な時を提供してくれたタリバンに悪い印象は持っていない。

少なくともソ連のアフガン侵攻やアメリカの空爆下よりぜんぜんマシ。

というか、欧米(もちろん日本も)にとってはテロ組織かもしれないが、タリバンは一時はいわゆる政権与党のようなものであり、軍事政権かもしれないが、アフガンの政治を担っていた。

イスラム原理主義にもとずいた数々の愚行はあった。(外から見ると、だが)

そしてもちろんテロは良くない。それに協力することも。
いかなる理由や宗教的な意味(ジハード)があるにせよ、結局はただの無差別殺人だ。それは間違った行為だ。

また、今回の政権奪取方法についても、これだけの混乱を招いてる。何か他の方法だってあったんじゃないか、と思う。

アメリカ撤退後、とりあえず残った民主政治の下で選挙をして、合法的に勝利するという方法ではいけなかったのだろうか?

ただ、

今回のタリバンのアフガン制圧に際し、アメリカの傀儡(かいらい)政権でしかなかった前政権の大統領は、あっというまに、ヘリに財産を積んでアフガンから逃げ出した。国民のことをあっさりと見捨てて保身に走った。

タリバン後のアフガン政権を支えた(勝手に意のままにしようとした)アメリカ。その大統領バイデンは言った。「アフガニスタン軍自体が戦う気がない戦闘において、アメリカ兵が戦死することがあってはならない」と、この混乱の中、駐留軍の撤退を肯定した。

そんな、状況の変化があるとあっさりと国民を見捨てて、自己保身に走るだけの政権に国民が愛着を抱いていたわけがない。

べつにアフガン国民は、アメリカの属国になりたかったわけじゃないのだ。

一般市民的には、アメリカが勝手に空爆してきて(テロへの報復という理由はあったにしろ)、勝手に政権を操って、勝手に自分に都合のいい民主化なんていう言葉を使ったて、アフガンをアマリカ都合で意のままにしようとして、内戦が起きて、平和を破壊してきただけだ。

アルカイダのテロ行為は間違ってる。それは確かだ。でも、間違ってるのは行為であり、そこに至るまでの要因を作ったのは、アメリカを始めとする欧米諸国の自分勝手な大国のエゴによるイスラム弾圧行為だ。

発端は9.11アメリ同時多発テロではない。あれはひとつの結果であり、それまで続いてきた弾圧の歴史と対立にこそ大きな意味がある。

アメリカ軍のアフガン駐留や空爆も同じだ。そのきっかけは9.11あり、その報復、という名目はあったにしろ、だからといって、自己都合の大量殺りく行為を肯定なんかできない。

それぞれの立場や歴史や背景や解釈がある。何が正しくて何か間違ってるかなんて、誰のもほんとはわからない。

そして、、

テロだの報復だの、そんなん庶民には関係ない。多国籍軍による空爆?。それこそテロじゃん。テロへの報復テロだ。それがアメリカのやり方だ。

てゆーかそもそもアフガン国民はアメリカの政権関与を歓迎してない。

みんな、ただ平和が欲しかった。家族が安心して一緒にいられて、食べていける環境が欲しかっただけだ。

なのに、テロへの報復でタリバン潰しのために、アメリカがやってきて、混乱が収まるどころか、各地での衝突やテロ、紛争、空爆は激化し、、、20年ものあいだ、内戦状態が続いている。同様にアメリカの自己都合の介入で泥沼の内戦状態に陥ったベトナム以上の長期間に渡る紛争だ。

迷惑なのは一般市民だ。

で、結局、ベトナム同様、どうにもならず、アメリカ軍は撤退。アフガン人的にも米兵的にもわけのわからない無駄な20年だ。

アメリカ(や欧米)に関わり協力した人々には、それは経済的な意味でも恩恵は受けてきただろう。しかし、地方の農村には関係ない。相変わらずの、いや、傀儡政権とタリバンの衝突により、混乱の続くアフガンがそこにあっただけだ。

というか、タリバンは、今回の騒動が起きる前(アメリカ傀儡政権下)だって、もともとアフガンの40%を掌握していた。
近年は、住民へのコロナ対策や啓蒙も、それこそ政府よりしっかりと行っており、庶民は政府よりタリバンを信頼していた。

また、ぜんぶ肯定はできないが、タリバンは、農民に大麻を栽培させ、麻薬の密輸を資金源にしている。それは海外からみればただの組織犯罪だが、大麻を栽培しなければ生活できない農民からすれば、貧困を放置する政府より「仕事をくれる」タリバンの方が頼りになる。

それに今の世の中、欧米での大麻合法化が進み、大麻栽培が犯罪ではなく、輸出産業になるかもしれないし。

今回、タリバンが、こんなにも早く、スムーズに、あっさりとアフガン全土を掌握し、政権を握った背景には、そんな国民の意識もあったのかもしれない。

アフガニスタンアフガニスタン人によってやっていくという、誇り高きアフガン人の民族の意志(潜在意識?)であったのかもしれない。

所説はあるが、歴史上、列強からアジアで本土が侵略されてないのは、日本とタイとアフガニスタンだけだ。

そういえばタイも外国人に対するプライドが高い(例えば、なんだか他の東南アジア諸国とは違い、日本人のことはどこか下に見てる気がする😅)し、日本はいつの世もガラパゴス状態。

そんなアフガニスタンも、その立地条件から国際情勢に振り回されてきたものの、それでも自国を完全に明け渡しはしない、誇りを失わない、という面があるのではないだろうか。もちろんこの混乱を歓迎しているわけではないし、国際支援を求めていないわけでもない。だが、アメリカが出てくことや前政権が無くなることについては、多くの国民が実は望んでいたことだ。

さっき書いたような、アメリカにすり寄って得をしてきた輩を除いては。

そして、この混乱に、世界も注目し、日本でも、ニュースで繰り返し流される、空港から脱出する人々。

慌てて逃げだしたのは、主に、アメリカや多国籍軍に協力したりビジネスをしてきた都市部の人(と、その周りのパニックになった人たち)たちだ。彼らは、タリバンと敵対するアメリカ傀儡政権に協力してきたため、タリバンに殺されると思ってる。

また、アメリ国務省が「アメリカに協力してきたアフガニスタン人は、出国すれば、アメリカが受けいれる」と表明したことも、この出国パニックの大きな原因だろう。

今後、またちょっかい出そうとしてる中国の出方は気になるが、できればまた平和な日々を取り戻してほしい。

紛争や空爆や銃声のない毎日を。

ただそれだけのことでも、アフガンの人々はずっと願ってきた。

そして、今後、統治をするタリバン

「20年前とは違う」

と、本人たちも言っている。

それが表面的なものだけでなく実行してほしい。

人々の行動を弾圧する宗教的制限はやっぱり見直してほしい。

物事には裏と表がある。

内戦が続き荒廃したこの国が、今、国際的支援を止められたり、経済制裁をくらったりしたら、大変なことになるので、表では良さげなことを言っといて、結局裏では(実際は)以前と何も変わらないんないか、っていう危惧を、諸外国も国民も抱いてる。

また、逆に、こんな裏と表もある。
偏った表面的な報道からじゃ見えてこないこと。

前回のタリバン政権の際、女性は学校に行けない、という決まりになっていたが、実は多くの隠れ学校(助産師の技能訓練校とか)はあった。もちろんタリバン的(イスラム原理主義的)には表面的にはNOだが、社会的に必要不可欠なものは黙認していた。

それもまた裏と表であり、タリバンのひとつの側面だ。

タリバンはただの横暴なテロ集団ではなく、民衆の生活に寄り添い、戒律と現実のはざまで試行錯誤しながら、秩序と平和を維持しようとしていた。

タリバンという組織を捉える際、西側の怨念のこもった偏った報道だけでなく、そういう事実もちゃんと認識しておかなければならない。

まあ、今、裏でも表でもどっちでもいいけど、

確実に言えることは、

この20年で、様々な意識が変わった。

必要不可欠な権利や自由への認識も概念も。

だから、タリバンも変わってほしい。

過去に行った様々な愚行。

あへて愚行と言おう。

女性や子どもの自由や人権の迫害
同じく教育や就労の機会のはく奪
処罰の残酷さ
バーミャン仏教遺産の破壊
etc...

もうそんなマネは繰り返さないでほしい。

もちろんいかなる粛清もテロも戦争もだ。そんなんただの殺人だ。(いちおう言っとくと、立場を変えて、ビンラディンの殺害だってそうだけどね!)


守らなきゃいけない大切な決まりがあるのはわかる。

それも生きていくために必要なのだろう。

でも、人々のために、何が幸せなのか、まずはそれを考えてほしい。

ただただ盲目的に戒律を守るだけでなく(本人がやりたくてやるなら勝手にやればいいのだが)、人々の人権や自由に幅をもたせて、いろんな考えを受け入れ、認めてほしい。

だって、そもそも選挙でマニュフェストで「うちはイスラム原理主義の戒律強制!」って掲げて選べらたんじゃなくて、むりやり国を掌握して、政権を奪取したんだから、手続き的に、自分らの考えだけを押し付けるのって横暴じゃん?

そういう意味で、今後の国の方向性を、様々な意見を取り入れて舵をとっていくために、内政的にも国際的にもそれなりの民主化も必要だよね。

自分らの考えを押し付けるだけじゃなくて、みんなで協力して試行錯誤して、良い国作りをしていこうよ。

それを期待してる。

ところで、

ちなみに「タリバン」の意味は。

「戒律」でも「風習」や「伝統」でも、「仲間」とか「息子」とか「宗教」とか、「聖戦(ジハード)」とか「反米」とか、ましてや「テロ」でも「破壊」でもない。

本来の意味は「学生」。

戦乱のアフガンから隣国パキスタンに逃れた者たちが、現地のイスラム神学校で学び、その学生たちがタリバンの起源だから。

このイスラム神学校で学んだ若者たちが、イスラム原理主義の過激派を構成するようになり、そして、本来は「学生」という意味だったはずのタリバンは、いつのまにか過激なテロを繰り返すイスラム原理主義者を表す言葉となってしまった。

でも、今、その意味を改めて思い出してほしい。

「学生」として学んでほしい。

今のこの「時代」を。人々の思いを。

。。。

なんて、ダラダラと書いちゃったけど、実はもっといくらでも語りたいんだけど、というか、もっと他の見方ももちろんあるんだけど、

とりあえず(とりあえず日本の)報道が、「テロ集団の悪者タリバンアフガニスタンを制圧して危険」みたいなのばっかなので、あへて異なった捉え方をしてみた。

現地の田舎の農民の言葉を借りて。

少なくとも、欧米・西側の偏った報道にだけ踊らさるな、という思いを込めて、、、

。。。

ちなみに写真は、アフガンから脱出する飛行機の様子。

一枚目は、よくニュースで使われてる米空軍機とはまた違う飛行機。

現地の人が撮って、SNSに上げたやつ。

なんて言ったらいいのかわからない、、


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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

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