YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【この一年でいったい何が変わったのだろう】 ~新型コロナウィルスによって人々の生活は変わったのか?コロナが去った時、何か希望あるニューノーマルが訪れるのか?結局今は何もわからない。それでも、、、

今週のお題#この1年の変化

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2019年末・フィリピン・セブシティ。

一昨年末、NGOの事務所があるスラムで大きな火事が発生した。

多くの人々は、近くの教会に避難し、そこがそのまま避難所となり、しばらく暮らした。

コロナ渦だとか、ソーシャルディスタンスなんていう言葉はまだなく、教会のホールでたくさんの人々が、寄り添い合って共同生活をした。

そこにはプライバシーも何もなかったが、人と人とが直接触れ合うあたたかさがあった。

日々が経ち、人々は少しずつ元の場所に帰り、ビニールシート等で作ったテントのような家でまた生活を始めた。

まともに雨風も防げないような家で、それでも火災から生還できた人々のいくらかは、家族でクリスマスを迎えることができた。

年が明け、2020年。

自分らのNGOを始め、いくつかの支援もあり、少しずつ家が建てられ始め、そこに以前までの「いつもの」生活の息吹が芽生え始めた。

そんな気がした。

しかし、、、

そんな人々の生活や、心の傷跡の癒えないうちに、もっと大きな、そう、その傷跡を忘れてしまうくらいの災厄がやってきた。

新型コロナウィルス・COVID19だ。

ステイホーム?

ソーシャルディスタンス?

ただでさえスラムの家々は密集し、人々は物理的にも精神的にも折り重なるように生活している。また、その狭い家には大人数の家族が暮らし、距離なんて取りようがない。

スラムで一度クラスターが起きたら、もうどうしようもない。

そう、まるで、密集した粗末な家々を、あっというまに焼き払った火事のように。

早々と行われたロックダウン。

人々は仕事を奪われた。

ただでさえギリギリ、いやそれ以下の生活を送っていたスラムの人々は飢え、苦しんだ。

政府からの不公平なわずかな支援、また、自分らNGOもできる限りの支援活動をした。

コロナに感染して亡くなったとかじゃなくても、栄養不良や持病の悪化、生活と感染への不安からのストレスから、あきらかに例年より死亡率が高くなった。

そしてコロナにより世界は、人々の生活は、改めてここで言うまでもなく、変容した。

フィリピンではその形こそ変わっていっているものの、未だに世界最長のロックダウンが続き、厳しい行動制限が行われている。

お年寄りや子どもは外出禁止。

外出できる人々も、外出パスや、マスクやフェイスシールドが必要

まだ学校での、教室での授業は始まっていない。

多くの人は仕事を失ったままだ。

たくさんのものを失い、また同時に、気付いたことや、得たものもあるのかもしれない。

人それぞれだ。

この一年、確かに多くのことが変わった。

しかし、改めて思う。

このスラムにおいて、結局、根本的なものは何も変わっていないんだと。

写真のビニールシートの家は、これが完成形というわけではないのだろう。

しかし、お金がなく、これ以上を建て進めることができないままだ。

雨漏りどころか、強風が吹く度、作り直さなきゃならないようなこの粗末な小さな家で、家族みんなが寄り添って暮らしている。

2021年。

コロナ変異株、止まらぬパンデミック、そしてワクチン。

ネガティブなこともポジティブなこともある。

日本では未だにオリンピックやる気満々だ。

春の甲子園も今度は行われるようだ。

世界では、例えば、今、サッカーのクラブワールドカップが行われてたりもする。

収まらない感染拡大の中、それでも世の中は動き出そうとしている。

そして、

もしも、

もしもこのコロナが収束し、それなりに世界が落ち着きを取り戻したとしよう。

だが、さっき書いたように、

スラムでは根本的なものは何も変わらない。

コロナが去ったからといって、たとえそこに「いつもの」日常が戻ったからといって、

何か明るい未来が待ってるわけじゃない。


貧困と飢えの恐怖から解放されるわけじゃない。

ビニールシートで囲っただけの家での、その日暮らしの生活がそのまま続くだけだ。

そう、

たとえ目の前の障害を取り除いたって、

ここでは結局、何かが劇的に変わるわけじゃない。

また「いつもの」厳しい現実が待ってるだけだ。

たとえ目の前の景色が変わっても、ゴミに汚染されたぬかるみに足をとられ、やっぱり思うように前に進めない。

でも、

それでも、なんとか生き延びるために、少しでも違う明日を探して、

この過酷な時代を乗り越えていかなきゃなんないことに変わりはないんだけど、、、


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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
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