スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【新型コロナウィルス変異種、ワクチン開発、集団免疫、、世界の様々な状況について、今、改めて】 (#日本とフィリピンの現状と新規感染者数 #緊急事態宣言 #コロナ慣れ #イギリス再ロックダウン #カルボンマーケット #インド産ワクチン #スウェーデンの集団免疫獲得の現状 #ワクチン治験の闇 ) 

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NGOの現地事務所のあるフィリピンの知人から最近来るメールで多いのが、

「コロナ変異種」についてと「ワクチン」についてだ。

まあ、世界の注目もおおよそそこだろう。

なぜか日本では不思議なくらいそこが盛り上がってないが。

ちょっと世の中に関心のある(ニュースとかを見てる)フィリピン人は、「コロナ変異種」についてはもうパニックモードになるくらい情報に踊らされては不安に襲われてる。

「またこれでウィルスの恐怖から逃れられなくなったの?!」と。

なんだけど、コロナ変異種は感染力が強い(よく考えてみれば、当たり前だ)とのことで、もちろんより一層の注意は必要なのだが、そもそも今までのだってまだ対応できてないんだから、大騒ぎしてもしても仕方ないんじゃないかと。(すでにコロナを事実上抑え込んでいる台湾とかは、「はぁ、、めんどい」って思っちゃうだろうけど。)

なにはともあれ、

うちら一般市民レベルでは、今まで通り、自分自身、やるべきことをやるしかない。

フィリピン(セブ)では、この年末年始、クリスマスだのニューイヤーだので、親戚一同が集い、コロナ失業でお金もなく例年ほどのご馳走やギフトはなかったかもしれないが、結局は、一族で大騒ぎして、また、市場やモールやATMは人であふれてた。

で、その一方で、コロナに対して、TVやネットでニュースや怪しい投稿を見ては大騒ぎしてる。

ちなみに写真は大晦日のセブの大きな市場(カルボンマーケット)。

うーん、、、🙄

で、「ワクチン」。

どうなんだろね?

欧米ではもうどんどん打ち始めてるし、例えば接種率がダントツのイスラエルでは、ちゃんとワクチン打てば、レストランや旅行も自由、っていうパスが与えられたりする。

昨日1/4の新規感染者が8万人を越えたイギリスでも、早くからワクチンを打ち始めてるが、効果は表れてくるだろうか。(現状では感染拡大に追い付いてないらしい)

ちなみにそのイギリスでは、近々、再び全土に渡るロックダウンを行う模様だ。

で、日本の昨日の新規感染者数が3323人。

人口は日本が約1億2700万人で、イギリスは約6700万人。

人口比率からみても、そりゃあどれほどイギリスが大変な状況なのかが、よくわかる。

でもって、フィリピンは人口約1億600万人で、昨日の新規感染者数は954人、、、

数字で見る限り、フィリピンがなぜ執拗にロックダウンを続けるのかよくわからないが、なにはともあれ、フィリピンにしても日本にしても、TVとかでは騒いでて、政府も対応に追われてて、ロックダウンだの緊急事態宣言だのってしてるけど、人口比率的にいっても、あまり身近に感染者がおらず、また、コロナはインフルエンザや風邪のように表からわかりやすくないこともあって、一般市民レベルに、その事態の深刻さがあまり実感として沸いてない。

それが、いつのまにかコロナ慣れ状態になって、いまいち社会全体の緊張感が保てず、すっかり緩んできちゃってるひとつの原因でもあるだろう。

そして、結果、また感染者が増加してる、と。

で、「ワクチン」といえば、「ロシアや中国のは怖いけど欧米のならOK」、みたいな印象がある。また、日本が開発したら、きっと大人気になるだろう。

そんな中、インドが国内産ワクチンの発表をした。

日本人の印象的にはインドってまだ途上国のイメージで、衛生環境も悪くて、貧乏な国、な感じなんだろうけど、実は教育レベルも医療レベルも、またITとかでも、日本より先を行ってる。

ただ、残念ながら貧富の差が激しすぎて、その発展の恩恵を富裕層しか受けられてないという現実はあるが。

でもってGDPは世界5位だし、核だって持ってる。

そんなインド産のワクチン。

もちろん日本国産に越したことはないけど、自分的にはけっこう「買い」なんだけど、どうなんだろ?😅

そしてもうひとつ、思うことがある。

インドはアメリカに次ぐ感染者数の多さだ。

また、貧困層が多いことから、おそらくいくらかの報酬を与えれば、国内における治験には困らない。

それはある意味、人身売買に近い感覚だが、そんな厳しく、哀しい現実も、このワクチン開発の裏には巣くってる気がする。

ちなみに、欧米や中国の治験も、多くは、「感染者が多く、また貧困層が多い」ブラジルで行われた。

あまりネガティブな見方をしたくはないが、そこには何か、大国そして富裕層のエゴ故の、汚い現実があるような気がする。

あくまでも、「気がする」だが、、、

最後に、スウェーデンについて。

集団免疫の獲得によるコロナの収束を目指し、ヨーロッパの感染拡大の中、ロックダウン等の措置を行わず、国民の日常生活をある程度守り、新型コロナウィルスに対応してきた。

その代償として(?)、人口約1000万人弱の国で、死者は8500人という、とても多くの死者数が生じている。

それも国も未来を見据えた方針として受け入れるということだろう。

事実、経済状態については、他国よりも悪化していない。

ただ、国王はその現状に際し「国策は失敗だった」と言い、公衆衛生庁の疫学責任者は、「集団免疫獲得にはワクチンが必要だ」と公式発言をしている。

そして、例えば12/29の新規感染者数は8834人。死者も増加し続けている。

これもまた「集団免疫獲得」への、未だ続く過程なのだろうか。

しかし、遅かれ早かれ、例の「コロナ変異種」が発症するだろう。

そしたら、今までの集団免疫への努力はどうなってしまうのだろうか。

あくまでも素人考えでしかないが、そんなことをふと思ってしまった、、、

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

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