スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

【危機は未だすぐそばにある】 ~新型コロナウィルスの病院クラスターにより旧友が院内感染をした~ (#フィリピンセブ #隔離生活の状況 #2021年のコロナ)

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昨夜、というか、もう日付は変わっていたけど、

深夜、フィリピンの旧友からメールが来た。

「私のために祈って」

「コロナにかかっちゃったの…」

Please pray for me. I am COVID Positive now.

と、、、。

彼女は看護師だ。

少し前に彼女の勤める病院でコロナ陽性者が発見された。

いわゆる院内感染、病院クラスターだ。

そして職員もみな、隔離措置がとられた。

ちょうどクリスマス前だった。

クリスマスが過ぎたあと、彼女からメールが来た。

まだ、陽性が確認される前だった。

「家族に会いたいな」

「でも、今、隔離中で、家に帰れないの」

「検査の結果次第では、新年も家族と一緒にいられないかも、、、」

そう哀しみ、そして不安に包まれていた。

彼女には3人の子どもがいる。

末の娘はまだ3歳。

コロナはこんなふうに、家族の大切な時間を奪っていく。

彼女とは、まだ自分が学生で、NGOを立ち上げる以前に、ボランティアでフィリピンに行った時に出会った。

ボランティアの受け入れ先の施設で支援を受けて学校に通う高校生だった。

ただでさえフレンドリーなフィリピン人の中でも、とりわけアグレッシブな距離感で接してくれた彼女とは、とても仲良くなった。

それからずっと、たまにではあるが、連絡を取り合っている。

そんな感じの、いわゆる時節の挨拶で、クリスマスにメールを送りあった時に、交わした近況報告だった。

そして昨日、

検査の結果が出て、彼女は陽性、コロナに罹患していた。

数人の同僚も同じく陽性で、政府から医療従事者に用意された隔離施設に、一緒にいる。

隔離施設といっても病院のようなところではなく、簡易住宅のようなものらしい。

ただ、それはあくまでも、医療従事者に対する政府の特別措置で、一般のコロナ患者は、お金がない限り、入院もできす、自宅で隔離される。

そしてやはり医療従事者に対する特別待遇で、隔離住居と共に、食事が支給される。

それが写真もものだ。

同様のものが、昼と夜に支給される。朝はない。

米とチキンがパックに居られて、家の外の椅子に置かれる。

これが、政府の医療従事者に対する「特別待遇」だ。

コロナで疲弊しきったフィリピン政府の財政は、もうこれくらいの支援しかできないのだろう。

不幸中の幸いと言っていいのだろうか、今のところ、彼女に大きな症状は出ていない。

隔離されてるだけで、こんなふうにメールやSNSもできる。

このまま症状が悪化せず、少しでも早く、陰性になり、施設から出られることを願う。

そして、少しでも早く、また家族にもとに帰ることができ、子どもたちを抱きしめられる日が来るよう、心から祈ってる。

こんなふうに、

ウィルスは未だ、人々のすぐ近くにいる。

ナーバスになりすぎて、一般生活に支障がでたり、何も楽しめないような状態は、いろんな意味で、不健全だと思うけど、

でも、あらためて気を付けなきゃいけないな、と思った。

目に見えないウィルスに対して、いつのまにか人々の意識はすっかり緩んだ感じになってるけど、

身近な誰かが感染したら、きっとその危機を実感すると思う。

でも、その時にはもう遅いかもしれない。

もうすぐ新年。

みんな、今年はコロナに振り回された一年だったと思う。

結果的に特に何も変わってなくても。

なにはともあれ、今まで通り、よく考えてみれば「当たり前」の注意をしながら、

コロナだけでなくインフルエンザや風邪にも気を付けて、

みなさん、くれぐれもご自愛ください。

今年もどうもありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします。

良いお年を。。。

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

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