YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

『それでも前向きに現実を受け入れていくしかないんだよね』 ~ロックダウン下のフィリピンで再開された授業と現状、そしてNGOの支援について、改めてまとめてみると、、

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町から離れ、山を登っていきます。
ちょっとした登山です。
しばらく山道を登っていくと、少しずつ家が見えてきます。
山奥の貧困層が暮らす小さな村があります。
本当に小さな、粗末な家々ですが、ここで人々は、静かに寄り添いながら、質素な生活を送っています。

今日は、この山奥の村の子どもたちに、文房具を配ります。
また、数日かけて、同じように、近隣の村々で、文房具の配給のイベントを行いました。

子どもたちの、かけがえのない明日のために

子どもたちの、未来へと続く夢のために

子どもたちの、輝く笑顔を守るために、、、

新型コロナウィルスによる感染が収まらず、未だ世界最長のロックダウンが続くフィリピン。
そして、ロックダウンにより仕事を失い、飢えに苦しむスラムの貧困層の人々。
NGOでは、スラムの惨状を救うために、食糧の配給や炊き出しをずっと行ってきました。

そんなフィリピンですが、10月よりやっと、7ヵ月ぶりに公立学校の授業が始まりました。
といっても、子どもはまだ学校への通うことはできず、モジュラークラスという、早い話が家庭学習です。
家にパソコンやタブレットがあるような家庭は、オンライン学習の形を希望できますが、
スラムの貧困層の家庭には、もちろんそのようなものはなく、家族が毎週、学校に一週間分のプリントをもらいに行き、それを子どもたちが毎日、宿題として、授業の代わりに家で勉強します。

貧困家庭では家に電気が通っておらず暗いのと、家の中にはたくさん子どもがいて場所もないので、多くの子ども(高校生や大学生も)が外で勉強しています。
先生が直接教えることができないので、親や兄弟が勉強を見てあげたり、友達同士で助け合いながら、がんばって勉強しています。


町なかでは、路上で物売りをするお母さんのそばで子どもが道端にプリントを広げ、空いた時間にお母さんが勉強を手助けしてあげたりする光景も見られます。

しかし、多くの場合、貧困のため、満足に学校へ行っていない親は、子どもに勉強を教えることができず、そして、子どもは勉強がわからないままです。


こうしてどうしようもなくまた、教育格差が広がっていきます。

これもまた貧困が描き出す、まぎれもなく厳しい現実です。

でも、どんな形にせよ、こうして学校の教育カリキュラムが始まったということは、この国にとって大きな一歩だとも思います。

ただ、今まで、食べるものさえなかった人々が、勉強のための文房具とかを買えるはずもありません。

そして9月末、NGOでは、支援している山奥のスラムにおいて、子どもたちに文房具を配りました。

未だロックダウンで、多くの人数を集めるイベントは禁止なのですが、特別に許可を得て、また役場からの監視スタッフが派遣され、貧困に苦しむ多くの子どもたちのために、支援活動をしました。

冒頭のように、それなりに山深い地域です。

派遣された監視のスタッフのことは、やはり子どもたちも意識してしまうし、雰囲気を固くしてしまったりもしていますが、でも、この監視員は、ふもとの町からたくさんの文房具を山まで運ぶのを手伝ってくれたりして、
このイベントを取り締まるための監視ではなく、こんな状況の中でも、子どもたちのために、このイベントをなんとか実現させてあげようとする、前向きな監視です。

だからとても感謝しています。ありがとうございました。

また、活動をコーディネートしてくれる現地スタッフや、ボランティアのみんなも、いつもありがとう。

そして、NGOの活動にご理解頂き、ご協力頂いた支援者の皆さま、本当にありがとうございます。

みんなの思いが合わさって、こうして今回もまた、子どもたちに夢を届けることができました。

スラムの子どもたちの明日へと繋がる、希望を、光を、力を、プレゼントすることができました。

イベントの管理や規制もあって、ここでは子どもたちも緊張した感じですが、解散するとすぐに家に走って帰って、今もらった新しい文房具を空けて、みんな大喜びです。

電気もなく暗い家の中でも、家族と一緒に、明るい笑顔があふれます。

山奥の小さな村が、こうしてまた、小さな夢に包まれました。

変わらぬ貧困と飢えの中、厳しい現実は続きます。でも、それでも受け入れていくしかないのです。

そんな過酷な現実を受け入れられる強さが、スラムの人々にはあります。

そして、この、辛い状況に対する慣れさえ、日々の厳しい生活の中で、自然と備わっています。それもまた、ある意味、哀しい現実です。

でも、生きていかなきゃ。みんな、まだがんばんなきゃね。

みんなで励まし合って、助け合って、支え合って、

いつかまた、みんな一緒に、笑顔で、新しい明日を、きっと迎えられるために。


本当に、本当に、小さなことの積み重ねですが、

そんな一歩一歩が、きっと未来へ繋がると信じて、、、

そしていつか、アジアの片隅のこの小さな一歩から、世界が変わるかもしれない、

子どもたちの純粋な笑顔が、願いが、祈りが、戦争や貧困や差別のない世界を作っていくと信じて、、、

自分たちは、これからも、スラムの人々を手を取り合い、思いを分かち合いながら、共に歩んでいきます。。


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JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。

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