YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「え?いつのまに?」 ~人口が急増し続けるフィリピン。それは貧困を助長もするが、未来への可能性でもある。そして来年はロックダウンベイビーが、、、

f:id:yumekake-john-ngohope:20200911220828j:plainロックダウンベイビー、、

不謹慎な表現かもしれないが、フィリピン・philstar誌の記事のままで。

まあ、コロナベイビーとかっていうよりかはいいだろう。(?)

フィリピン人口委員会(POPCOM)のペレス委員長の発表によると、新型コロナウィルスによるロックダウン・ステイホームにより、フィリピンでは「予定してなかった妊娠による約21万4千人の赤ちゃんが来年生まれると予想されている」ということだ。

また、他の報道によると、来年のフィリピンの出生数は、200万人を超えると推測されている。


フィリピンではここ数年、出生数が減少し続けていたが、来年はまた大幅に増えることになるだろう。

3月からのロックダウンでもうずっと、仕事も学校も休みだし、家の中にいるしかないし、、、という解りやす過ぎる話。。😅

出生数が減少していたといっても、例えば日本の2019年の出生数厚生労働省の調べによると86万4千人で、対してフィリピン統計庁(PSA)は2018年166万8千人。

約2倍、、、

総人口は現時点での統計では日本は約1億2713万人、フィリピンは約1億840万人となっており、日本の方が多いが、このペースだと追い抜くのもすぐだろう。

というか、戸籍が整備されていないフィリピンでは、統計そのものが不明確であり、実はもう人口は1億1500万人に達しているという民間機関の調査報告もある。

ロックダウンによる今年から来年にかけては特例だとしても、フィリピンの爆発的な人口増の大きな要因のひとつは宗教だ。人口対策が進まないのは、国民の80%以上の信者を占めるローマン・カトリックの教義の影響が強いとされ、実際、フィリピンのカトリック指導界は離婚や避妊を今だ認めず、世界で最も頑迷なカトリックの国との異名を取っている。

避妊はまだしも中絶はありえないし、また、教育の不足による、妊娠・避妊への知識の欠如も大きな原因だ(若年層の望まない妊娠の多さがそれを物語る)。

この人口増加は、近年、年間6%台のGDPの高成長を遂げるフィリピン経済を侵食し、慢性的な貧乏状態から抜け出せない要因の一つと指摘されるが、政府の人口への政策は非常に弱い。

フィリピン国民の多くを占めるカトリックを敵に回しては、次の選挙が戦えないと委縮していて、大統領以下手を出せない状態で現在に至っている。

そして、平均寿命は、やはり先進国に比べて短いのだが、ということは、若年層の人口が多いということだ。

そして、昔の日本の悪い言葉を使ってしまえば「貧乏人の子沢山」というやつだ。

その通り、出生数の多さは貧困層に特に顕著であり、もちろんこの状況により、よりその生活を困難なものにしているのだが、


半面、国家的な目線で見れば、日本のように、高齢化により、明るい未来が想像し辛い環境とは違い、若者が多い(これからも増え続ける)フィリピンは、今後の労働力がたくさん存在し、ある意味、未来への可能性があるという見方もできるだろう。

それは、政府の国家戦略や、経済状況、教育の充実等の要因が大きく影響を及ぼしていくことだと思うが、現時点では何とも言えない。

現状のまま人口爆発が貧困を助長しているという状態から抜け出していけるか、しょうじき見通しは明るいとも言えないのが現実だ。

ところで、

写真は、NGOの支援地域の山岳スラムの現地ボランティアから、このあいだ送られてきたものだ。

「あれいつのまに?」


こんな増えたんだ、、と思ってしまった😅

ちなみに自撮りをしているいちばん前の子が本人で、まだ高校生。

写真には写ってない1つ上のお姉ちゃんがいて、小さい子や赤ちゃんはそのお姉ちゃんの子ども。

最近は、子守りが忙しい、ってよく言ってたので、いっぱい産まれてるのかな?とは思ってたけど、

確かに増えてる😳

ちなみに、この写真に写ってない家族もまだ数人いて、とりあえず本人の姉妹3人と、パパたち男性陣はここにいない。

ようするにこの他にもまだけっこういる。

その大家族が、後ろの小さな家(3畳くらい?)で暮らしてる。

すぐ近くに、おばあちゃんの家(本家みたいな)があって、そこはけっこう広いし、TVもあるので、近所の子どものたまり場になってて、おそらく姉妹もそっちにいるのだろう。

その姉妹や親、おばあちゃん、いとこや、甥や姪、おばちゃんおじちゃん、なんやかやといっぱいいろいろとは、付き合いも長いし、存在をよく知っていたのだが、ここ数年で生まれた子どもたちが、いったいどこの子やら、いまいち把握してなかったんだけど、これくらいがこの家の子なんだ、、、

と、あらまあ順調に増えて、、、と思ってしまったのである😅

確かに生活は苦しい。

でも、大家族で仲良く幸せにやってる。

この子本人は、NGOのサポートで学校に行ってる。

お姉ちゃんは、学校に行けてない。というかなんとか高校に進学したのだが、妊娠・出産で中退。もう今はすっかりお母さん。

兄弟姉妹や甥や姪も、それぞれいろいろ大変だ。

ロックダウンで高校はリモート授業。

PCがないので、なんとかスマホでやってるが、ストレスが溜まるし、すごく嫌って、いつも文句言ってる。

でも、支援を受けながら、がんばって勉強してる。

時々、将来について語り合ったりする。

彼女は言う。

「学校を卒業して、働いて、家族を助けたい。」

「日本に行きたい。他にもいろんな国へ旅したい。」

「そして恵まれないたくさんの人たちを助けられるような、そんな人になりたい。」

こういう子どもたち・若者たちが、これからのこの国を支え、発展させていく。

もともと決して裕福な国ではなかったのに、今回の新型コロナウィルスにより、フィリピンは世界最長のロックダウンが続き、本当に困難な状況に陥っている。

でも、

できることなら、

今のこの厳しい状態から、なんとか立ち直って、少しずつでも、

未来への夢のある国になっていってほしい。

辛くても今をがんばって夢見る彼女のためにも、

そう祈らずにはいられない、、、

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

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