2020-09-08 【人としてのパワー、って】 ~何ということない日常のひとコマにさえ、あふれるパワー、、でもそれは、ただ明るいだけじゃない、その裏に、逃れられぬ現実の厳しさがあってのもの、、、 (#子どもの貧困 #スラムの貧困 #フィリピンセブ #生きる力 #国際協力NGO HOPEハロハロオアシス) フィリピンフード・フィリピン文化 旅日記 雑談 世界では今/国際情報 セブ フィリピン 国際協力NGO 国内外の社会問題 貧困・スラム Tweet フィリピン・セブ島。NGOの事務所の近所の通りで撮った写真。ハイスクール女子。フィリピンンは、小学校6年の次が、ハイスクールの6年制なので、この子たちは、日本で言う中学生。あ。ハイスクールの6年が、ジュニアハイとシニアハイなんで、junior high schoolって言えばわかりやすいか。ちなみにハイスクールも義務教育。といっても、みんな学校に行ってる(行くことができてる)わけじゃない。統計では、学校に行ったことがない、もしくは途中でドロップアウトした子どもが、全体の3分の1程度らしい。といっても、、そもそも戸籍の無い子どもがたくさんいるので、統計といってもなんだかよくわからない。で、学校に行かずに家の手伝いしたり、働いたりしてる子もいっぱいいる。特に珍しくもないから違和感もない。そして義務教育だけど、毎年進級試験があって、落第もある。事情があって、年齢が遅れて入学する子もいるし、クラスにはけっこういろんな年齢の子どもがいる。やっぱりいろんな事情で、(義務教育なんだけど、、)途中で辞める子もたくさんいる。お金の問題がやっぱり多いけど、子どもができて学校に通えなくなった女子もけっこういる。逆に、高校に赤ちゃん連れてきてる子もいる。(私立とかだと、その光景にもあまり違和感はないし、クラスメイトもふつうに子どもをあやしたりしてる。)あ。この問題、というか、若年で妊娠が多いことについての話は、また次の機会にあらためて。んで、結局、何の話をしてるんだろう?そうそう、この写真の女子中学生軍団。見てわかると思うけど(?)、決して、いわゆる「良い子」(優等生?)ではない😅自分的には、良い子たちなんだけど、、、なんていうんだろう、学校的には、まあ、良い子ではない、かなあ🙄でもね、、なんかこうやって、ただ通りにたむろって、何気に写真を撮るだけで、なんだかすごくパワーがある。人としてのエネルギーがあふれてる。勉強ができるわけじゃない。しょうじき貧乏だし。中学生で髪も染めてるし、中指立ててるやつもいるし、お世辞にも上品な格好でもない。でも、そんな身に着けてるものだって、めっちゃ質素なのに、なんかかっこよく見える。この、ローカルな人々の、「人としてのパワー」が、このフィリピンという国の可能性なんだと思う。そして、自分がとても好きな部分だ。貧富の差が激しく、いや、国そのものも決して裕福ではないし、様々な問題がそこらじゅうにいっぱいあるけど、でも、こうやってにじみ出てくる、人間力はすごいものがある。もしかしたらそれは、先進国で安全にちゃらちゃら暮らしてる自分らが、いつのまにか失ってしまったものなのかもしれない。もちろんすべてのフィリピン人がそういうわけではない。じゅうぶん便利な生活に浸ってたり、コンドミニアムで優雅に暮らす人もいる。ただその国民性から「明るい」だけの人たちも。でも、現地のローカルの、スラムの貧困層の人たちは何か違う。より人間臭さと、その素朴な力強さがある。いつも現地のローカルの人たちと一緒にいて、苦笑いするくらい圧倒されてしまう。そして、知らないうちに一緒に楽しい気分になる。一緒に笑顔になってる。実際はそんな特別に良いことなんて、周りにはないんだけど。でも、家族や仲間でつるんで楽しく過ごすことが、きっといちばんの幸せなんだって、教えてくれる。そして、、このローカルな人たちのパワーは、日本で暮らす自分らの周りにあるような、軽薄なノリではなく、ただ性格が明るいからってだけじゃなく、そこにはやっぱり、ふだんの生活の厳しさや貧困からくる不自由さに裏打ちされた、どうしようもなく理不尽な心情や経験が備わってたりする。そう、この、いっけんにぎやかなだけの、パワーあふれる空間には、ただ明るいってだけじゃない、本当の意味での深い現実感も宿ってる。逃れられない現実の厳しさを知っているが故に、本当の明るさが人々の生活に、心に、あるんだと思う。暗闇の中でこそ、本当にきれいな光あるものが輝くんだ。そんな、人としてのパワーが、そして、漂う現実の深さが、とても好きだなーって、よく思う。。。 yumekake.com yumekake.com** ** ** ** JOHNです。よろしくお願いします。 海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅 もしよろしかったら、読者登録、スター、 シェアお願いします🙂 自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。) あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。 このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。 今後ともよろしくお願い致します。 ※NGOの活動にご関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。 【 国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」】 ” ただ与えるのではなく、共にわかちあう支援を ” hopehalohalooasis.wixsite.com yumekake.com