YUMEKAKE/JOHN's diary

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「少しずつ、、、」 ~新型コロナウィルスによるロックダウンが続くフィリピン。でも少しずつ状況は変わってる。支援活動の様子と共に、少し振り返ってみた、、、

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少しずつ
少しずつですが
前に進もうとしています。

先週はまた、定期的に行っている、山奥のスラムで炊き出し実施しました。

そして、今回は、今までとまた少し違う雰囲気だったような、そんな気がします。

前回の同じ場所での食糧配給の時は、フェイスシールドも必須でしたが、今回の炊き出しは、少し緩和されたロックダウンに伴い、集まった子どもたちやスタッフも、どことなく穏やかな空気に包まれています。

ただ、実際は、まだ明確に何かが進んだわけではありません。
政府のアナウンスに希望は見出しつつも、ウィルスの感染状況は未だ落ち着かず、様々な規制も行われ、人々の生活は未だ困難な状態に陥っています。

そう、今も、

新型コロナウィルスによるロックダウンで、
仕事がなくなった状態の、スラムの貧困層の人々は飢えに苦しんでいます。

でも、もう、国そのものが、この経済活動の停止に耐えられなくなっています。
そして、とりあえず今月くらいから、政府の方針も、経済活動の再開を考えた、また違う形での規制、例えばフェイスシールドの着用義務等を、感染がおさまっていない地域の人々に強いたりしながら試行錯誤しています。

新型コロナウィルスにより世界最長のロックダウンが続くフィリピン、、やっとこの国も出口戦略を模索し始めたのかもしれません。

ただ、実は6月にも同様の流れがあったのですが、その時は、タイミングが悪かったのか、ウィルスの感染の拡大に拍車をかける結果になってしまいました。

そしてまた厳しいロックダウンへと戻り、人々は精神的にもより一層のダメージを受け、また、もうどうしようもなくその生活は困窮していきました。

そんな苦い経験から、人々は未だ深い不安に包まれてもいます。

3月中旬から始まったロックダウン。

政府の対策や人々の予防や注意も効果を奏さず、感染状況はどんどん悪くなり、ロックダウンによりその生活は困窮し、人々は希望を失っていきました。

「もう、ウィルスに感染して死ぬか、このまま飢えて死ぬか、どちらかしかないわ」

「これから私たちはどうしたらいいの?」

スラムの人々の切実な嘆きが、自分のもとにも多く届きました。そしてNGOでは、緊急の食糧支援に動き出しました。

今、必要な支援をするために。

本当は、もっと先のこと、例えば子どもたちの教育のことなどへの投資をするべきだとは思うのですが、
というか、普段のNGOの活動では教育や環境・医療、また就業等へのアプローチを行っているのですが、
今は、まず、目の前にある命を救おうと決めたのです。

そう、本当は、未来の生活改善、自立支援へと具体的に繋がっていかないような、いわゆる「その場限り」の支援はしたくないし、今までも極力しないようにしてきました。

そして、確かにこのような食糧支援は、その場限りの、先の見えない支援かもしれません。

ただ、今回の新型コロナウィルスの場合はもう、災害への復興支援を同じです。

今、目の前にある困難を乗り切らなければ、先へ進めません。

今、生き延びなければ、その命を救わなければ、何も明日へと繋がっていきません。

そう思ったのです。

ロックダウンの最中で、多くの規制や、また行動制限もあり、なかなか思うように支援活動の準備は進みませんでしたが、今までずっと地域に根差した草の根の活動をしてきたおかげで、教会や役場の協力や、現地ボランティアががんばって動いてくれて、なんとか支援活動を始め、そして、続けることができています。

NGOの事務所の周りのスラムや、山奥のスラムで、食糧の配給や、炊き出しを定期的に行っています。

現地スタッフによる情報収集を常に行い、できる限りではありますが、必要な支援を適切な時期に行い、少なくとも、自分らの支援地域では、直接的な意味での「飢え死に」は発生していません。そして、できるだけ、少しでも、NGOの支援範囲を拡げ、なるべく多くの貧困層に、支援の手が届くよう、努力しています。

ただ、栄養不良による抵抗力の低下等で、病気が重症化しやすくなっていたり、また、精神的なストレスや不安も大きな原因なのでしょう、、しょうじき言うと、例年より、あきらかに地域の人々の死亡例の報告が多いです。

残念ながらそれもまた現実です。

現実から逃げないで、すべてを受け入れ、

それでも、

今、できることを、今できる形で、精一杯やっていくしかありません。

。。。

先週は、

この、山奥の小さな村のフィエスタ(お祭り)でした。

もちろん例年と同じようにはできません。

それでも、人々は、家族や、近所の仲間で集い、ささやかなパーティーをし、祈りを捧げました。

いつものダンスコンテストは、今年はTiktokコンテストでした。

参加者がTiktokを撮り、facebookでの投票と審査員が審査します。

確かにあまり盛り上がるものではないかもしれませんが、それでも、みんながいろいろ考えて、できるかぎり楽しもうと、それぞれの形で、地域の大切なお祭りに参加しました。

そして、フィエスタの最終日に、NGOの支援による、子どもたちへの炊き出しを行いました。

以前の炊き出しの様子に比べると、なんとなくですが、その場の雰囲気や、皆の表情もやわらかくなっているような気がします。

少しずつだけど、希望が見えてきた気がする、、、

人々の表情にもその喜びが現われているのでしょう。

もちろん未だ続く困難な状況への不安とともに。

そう、

世界最長のロックダウンは、その形を変えてはいっているものの、終わったわけではありません。

また、失った仕事がすぐに元通りに戻るわけでもありません。

公立の学校の開始は、8月から10月に延期されました。
あくまでも現時点での予定ですが、、。

街に出るには、マスクだけでなく、フェイスシールドも必要です。

日本で考えられますか?

バスに乗る時や、ショッピングモールで、みんながフェイスシールドをしている様子が。

ところどころに軍や警察の検問がある日常が。

でも、それが、今のフィリピンの現実です。

でも、、、

少しずつ
少しずつですが
前に進もうとしています。

この状況が、
このままなんとか良くなっていくことを信じて、祈って、
人々は困難が続く日々を、
それでも強く生きていこうとしています。

自分らはそんな人々の命を
たとえ小さな力でも
ほんの少しでも支えるために
これからも、
今できるせいいっぱいの気持ちを届けていきます。

現地の、スラムの人々の、その暮らしに、心に寄り添い、手を繋ぎながら、

共に歩んでいきます。



初めは、こんなふうになるなんて、想像もしてなかったよね、、

もう半年以上、

自由に外に出かけることもできなければ、友だちと集まって楽しむこともできない。

学校も休みで、そして、仕事もない。

ステイホームだとか、ソーシャルディスタンスだとか言ってるうちに、

いつのまにか人と人との距離が遠くなった気がする。

でも、きっと大丈夫。

心の距離は変わってないよ。

だから、もうしばらく、がまんしなきゃね。

大丈夫だよ。

きっとまた前のように、

みんなで一緒に集まって、遊んだり、おしゃべりしたり、食事したり、出かけたりできるから。

楽しく、笑いあえるから。

大丈夫。

いつも見守ってるよ。

いつも、そばにいるよ、、、


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JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。 そして少しでも、皆さまに、世界の様々な現実を知ってもらえるきっかけを届けたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。

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