スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「ところ変われば、、、」 ~前ならえ、ボレロ、その他いろいろ、、日本とフィリピン、それぞれ文化は違うけど、どっちが良いとか悪いじゃなくて、それがきっとその場所に合った形ってことなだけなんだと思う🙂 (#新型コロナウィルス #マスクとフェイスシールドの義務 #SDGs #国際協力の現場でのひとコマ)

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写真は日曜日に行った、NGOの支援地域であるフィリピン・セブ島の、いつもの山岳スラムでの、子どもたちへの炊き出しの時のものです。

フィリピンもやっと新型コロナウィルスによるロックダウンからの出口戦略を(感染が落ち着いたというよりも、経済が限界なので、もう仕方なく無理やりにですが)模索し始めていますが、政府の発表によると7月の失業率が45.5%ともなり、既に壊滅的な経済状態は、もちろんすぐには元通りになるわけがありません。(というか、まだロックダウンが解除されたわけでもないですし。)

というわけで、スラムの貧困層の飢餓状態は改善することもなく、NGOでは継続的にスラムの貧困層への食糧支援や炊き出しを行っています。

と、そういう支援活動の様子を、今日は紹介するのではなく、炊き出しに集まった子どもたちを見てて、ふと感じたことをひとつふたつ。

フィリピンでは今、出かける時はマスクだけじゃなくフェイスシールドも必須になってる地域(ここセブ市もそうです)もあるのですが、山奥のスラムでは、ロックダウンが緩くなっていくと共に、いつのまにかマスクもあまりしなくなって、ついこのあいだまでは炊き出しの列ももっとソーシャルディスタンスだったのですが、だいぶてきとうになっていたりします😅

でも、よく考えてみたら、山奥のこの村自体が、今もずっと自主的にロックダウン(ゲートが設けられ封鎖されている)されていて、安全と言えば安全なのですが、、、(逆に、もしクラスターが起きたら、大変なことになります。)

で、

炊き出しのために子どもたちが列を作ります。

日本と同じように、「前ならえ」のようなやつがこっちにもあるのですが、どこかちょい違います。

フィリピンのやつは、前にならった手で前の子の肩をつかむのです。

電車ごっこみたく😳

もともとスキンシップ大好きな国なので、こういうのも自然です。

まあ、そのスキンシップの習慣が、今回のコロナの感染拡大にも、ひとつの原因になったような気はしますが、、、

と。

こんな列の作り方ひとつとっても、文化の違いってあるんだなあって思いました🙂

そして、もうひとつの写真。

この子の切なげな表情は、例えば「かわいそうな子どもたちに愛の手を」みたいなことに使えそうな写真ですが、実際は、日差しがまぶしかったのと、ちょいテレてるだけです😅

あ。そうです。よくあるそういう「かわいそうな子ども」の写真って、実はたまたま(けっこう他の理由で)そういう表情が写真に写っただけだったりするのです。
実際にそのような場所へ、現地へ行ってみればわかるのですが、たとえ困難な状況の中でも、やっぱり子どもたちは無邪気で明るかったりします。
何らかの意図を持ったパブリシティやプロパガンダって怖いなってよく思います。

それはさておき、まあやっぱり事実として、貧困地域の子どもたちは、ふだんはほとんど裸のような恰好で過ごしてます。

この日は、NGOのイベントですし、撮影もされるので、子どもたちはわざわざNGOから寄付された服を着てくれています。

で、この子なのですが、、、

きっといつものように、上に何も着ないで出掛けようとしたのでしょう。

暑いし🙄

それでたぶんお母さんが、「ほらあ!そんな裸でいないで(女子だし!😂)、今日はこれ着てきなさい!」と、これを渡したのだと思うのですが、、、

これって、いちおう大人の女性用のボレロ(でいいのかな?名前😅)で、、、

でもたぶんこの家の人的には、「何これ?短くてわけわからん」服だったとみえて、短いんでとりあえず子ども用!となったと思うのです。

「暑い時にちょっと着るって感じの服かしら?日本って不思議ね🙄」

と。

いや、もちろんフィリピンにもボレロやカーディガンはあるのですが、そんなよくわからない羽織り物は、ここの生活の中では無縁だったのでしょう。

というわけで、この子が、今日は着てみました。

裸じゃないぞ!涼しくていいぞ!😁

本来は、少なくとも、上半身裸で羽織るものではないと思うですが😅、、、

まあ、べつにいいです😊

こうやって、日本から寄付された服が、ちゃんと役立っているのです。

そこの生活に合った形で、、、🙂




あ。でも、いちおう「こういう使い方もあるよ」って教えてあげたほうがいいのかな😅

その上で、有意義な方を選んでもらえばいいよね!

「これって、スーパーとかで冷房が寒い時に、ちょっと羽織るのに良くない?」て感じで、しらじらしく言ってみよっか、、、😅😅😅

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
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