スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「少しづつ前に進もう。でも足元を見失ってはいけない。辛くてもがんばった日々を忘れちゃいけない。」 ~世界の現実、そして日本、、

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スペインでサッカー(リーガ・エスパニョーラ)が始まった。
メッシのいるバルセロナが勝った。
ちょい前にドイツでブンデスリーガが始まった時にはけっこう話題になったが、ヨーロッパで徐々に開始されていくプロスポーツに、日本ではもうそんなにニュースにならなくなった。

そりゃそーだ。
日本はもう「ステージ3」
お店とかの対策はとらなきゃみたいだけど、人々の動きは急速にコロナ以前に戻ってる。
まあこれによってちょこちょこクラスターは起きるだろうが、それはそれで仕方ないだろう。
経済活動のためにも、もう後戻りはできないし、国民の心情的にも、しちゃいけないだろう。

そんな日本でも、もうすぐプロ野球Jリーグも始まる。
来月には大相撲も始まるらしい。
ヨーロッパのもそうだけど、今はまだ無観客。
でもってサッカー選手、マスクなんかしてないからね!

てゆーか、大相撲。
思いっきり「密」でしかない。
これがOKなら、とりあえず無観客なら何でもできるね!

問題は観客がいなきゃ成り立たないやつだ。
ふつうに「客」と言ってもいい。
例えば、今、クラスターが立て続けに起きてる夜のお店で、客無しならOK、とか意味わからんし、
LIVEハウスで、無観客ならOK、、、
うーん、、、LIVE配信って形にすればいいかもだけど、、、
うーん、、、

ま、いずれにせよ、日本ではどっちもとりあえずOKになるみたいなんで、お店も感染対策をとりながらやるのは大変だけど、今はがまんしてやってくしかないのだろう。

そのうち元に戻る、、、のかな?

自分的には、今の「新しい日常」「ニューノーマル」は、「元に戻る」ことへの過程だと思ってるんだけどね。
もちろん意識の中ではだいぶ変わると思うけど。

え?それも元に戻る?
どーせすぐに忘れちゃうって?😅

忘れちゃダメだけど、コロナ前の日常を取り戻していくのは、べつに問題ないと思うよ。
もう、コロナとうまく付き合っていくしかないし。
そのためには、ワクチンも含めて、もっとちゃんとした治療法が確立しなきゃ、だけどね。
あとはやっぱ、油断しちゃいけないし、この出来事を忘れちゃダメだよね。

なんて、日本ではすっかり収束モードになってるけど、
日本よりもぜんぜん対策がちゃんとしてた韓国は、
やっぱ日本より早く収束させて(という気になって)、外出自粛要請とかを解除したんだけど、その後、クラスターがけっこーいっぱい起きて、今はまた外出自粛要請が復活してる。それも無期限。
難しいよね、、、

ところで、そのヨーロッパなんだけど、
日本より早くサッカーのプロリーグが始まったりして、
もうコロナは大丈夫、、、なのかとゆーと、そうゆーことではない😅
スペインでは未だに毎日、200人くらいの感染者が出てる。

なんてってもスペインは、このCOVID-19により、感染者が約23万人、死者が約2万8千人、という甚大な被害を受けた国だ。
出口戦略もやはり困難なものになるだろう。

しかし、国内経済の立て直しのために、前に進むしかない。
特に打撃の大きかった観光業の立て直しは急務だ。

ということで、国境を開放し、21日には欧州内からの入国受け入れを再開する。
また、同日より、入国者への2週間の自主隔離も解除する。
そして、7月よりは、欧州以外の世界各国からの入国を許可する。

ちなみに、欧州諸国の多くは欧州連合(EU)欧州委員会の勧告を受け、本日15日に域内国境を開放する。

また、比較的感染被害の少なかった(そしてやはり観光が主産業の)ギリシャは、本日より、制限を大幅に緩め、日本や中国等の、感染が収まったとみられる気にからの入国を認める。

そんなこんなで、みんな、7月には、ヨーロッパへ旅行に行けるようになるよん😁

多分その頃には、日本も受け入れ国(今、発表されてるのは、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドだけだけど)が、もっと増えていくと思う。

だって、ヨーロッパに行けても、帰ってきたら、今のままだと日本で2週間隔離なわけで、それじゃあ意味ないから、やっぱグローバルな協調路線はとっていくと思う。


といっても、日本は確かに感染が収まってるから、各国は、日本からの観光客は来てもらいだろうけど、行く日本人はけっこーな覚悟がまだいるよね😅

しかし、ほんとに世の中の流れは急激だ。

コロナ騒ぎが大きくなった2~3月の頃には、世界の国々は、東アジア(中国、韓国、日本)の人を、コロナ扱いして差別してたのに、今じゃ、逆に「観光がヤバいから早く来て!」なんだもんね。

実際、3月にフィリピンで、日本人だからということでめっちゃ差別扱い受けた自分からしたら、けっこームカつく。
(あ。その「外国で日本人の差別」の話については、またいつか書きます。長い話になるので😅)

でもやっぱ、心の中では、「もともとお前らのせいだろ!」って思ってるのかな。
例えば言われてるように中国発だとしても、欧米とかの人にとって、中国人も日本人も変わんないもんね、、、

とゆー話は置いといて、

何気に世界がシフトチェンジを始める今日6月15日。

日本(東京)では2日連続で、ちょっと気になる感じの感染者数だが、注意喚起や東京アラートみたいな表面的なカッコつけはあっても、休業要請とかに戻すことは、とりあえずないだろう。

それをやったら、せっかくここまでうまくリーダーシップをコントロールしてきた小池さんの、都知事選に向けての、「次」はなくなる。

そういう政治的な話は置いといても、誰もそれを望んでないし、なんとかこのまま乗り切っていった方がいいし、乗り切れると祈ろう。

ちなみに、自分がNGOで支援しているフィリピンも、今夜、重大な発表がある。

いちおう出口戦略についてなのだが、、、

6月から、感染収束状況というより、経済的にヤバくて、

ロックダウンの規制を少し緩くしてきた。

ECQ(Enhanced Community Quarantine:強化されたコミュニティ隔離措置)→
MECQ(Modified Enhanced Community Quarantine:修正を加えた、強化されたコミュニティ隔離措置)→
GCQ(General Community Quarantine:一般的なコミュニティ隔離措置)
というふうにだ。

日本のステージなんちゃらとは比べ物にならないくらい厳しい規制はあるが、

それなりにお店やオフィスがオープンしたり、制限付きで町に人が出られるようになったりした。

しかし、もともと感染が落ちついたわけでもないのに、経済活動再開に向けてのために、月替わりのキリがいいとこで、ハードなロックダウンを緩めたため、もちろん、その後も感染者は増え続けた。

むしろ拍車がかかってる。

そんな、未だ感染者数の増加が止まらず、かといって経済活動もちゃんと始まったわけでもなく、なんかどーにも酷い状態に陥ってるフィリピンで、

今夜の発表で、国民が注目しているのは、

「またもとの厳しい制限のあるロックダウンに戻ってしまうのかどうか」だ。

本来なら、現在の「GCQ」から「MGCQ(修正を加えた、一般的なコミュニティ隔離措置)」への移行が望まれるし、政府の指針ではその予定だったのだろうが、地域によっては、またECQの方向へ戻ってしまうかもしれない。

自分的には、一度緩めたものを、また厳しく絞めるのは、前回の規制以上に国民の生活や心にダメージを与え、国がその国民を統治していう上で、それはやってはいけないことだと思うのだが、政府はどう出るだろうか。

写真は、感染のクラスターによって封鎖されたスラムで、軍の監視の中、封鎖ゲート越しに支援物資を渡す様子。

こんな状況がいつまでも続くのが、ニューノーマル(新しい日常)であるはずがない。

今さらまた元のハードなロックダウンに戻ることを、やはり、もちろん誰も望んでいない。

しかし、現実的に、あり得ない話でもない。

こんなふうにCOVID-19は、世界ではまだまだ猛威を奮い、様々な影響を及ぼしている。

とりあえず日本は、グローバルな出口戦略に合わせていくとは思うが、

政府もメディアも国民も、同じくグローバルなネガティブな面にも目を向け、

決して油断してはならないと思う。

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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。
(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクをご参照お願い致します。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
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