スラムの片隅から世界を、、【YUMEKAKE/JOHN's diary】

国際協力活動のなかでのマジメな話からゆる~い話まで/海外から日本から

「ロックダウンのゆる~い昼下がり😅」 ~新型コロナウィルス感染拡大によるロックダウンが続くフィリピンで、たまには少しほっこりする話題も(^^)

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NGOの現地事務所があるフィリピン。

もちろん知り合いもたくさんいる。

そのフィリピンは未だにロックダウン状態。

なので写真は、今ではなく、コロナ前のローカルな市場の様子。


とはいえ、6月に入って、ロックダウンの種類が変わって、規制が少し緩くなってきた。

これはフィリピンだけでなく、他の国もそういう面はあるのだが、
感染が収束したのではなく(むしろフィリピンの場合、検査環境が良くなり、検査対象が増え、場所によっては感染者数が増してたりする)、経済面でもう限界、という理由の方が大きい。

そんなこんなで、むりやり出口戦略に向けて進んでいる。

ショッピングモールやオフィスもオープンし始めたりしてるところもある。

人の移動が急に激しくなって、場所によっては密だらけになっててけっこう危険😱

スラムに住むある女性。

彼女は、NGOの支援を受けて、子どもの頃、施設でご飯を食べたり、学校に行ったりしていた。

そして、がんばって大学(universityではなくcollege。日本で言ったら専門学校に近い)に行って、ホテルの経理として働いてる。

毎日、書類に埋もれて仕事してた。

しかし、新型コロナウィルスによるロックダウンで、3月中旬より経済活動は止まり、ホテルの宿泊客ももちろんいなくなり、彼女の仕事も無くなった。

ずっとその状態が続き、彼女も、「もうダメなのかな」とあきらめかけ、

でもなんとかお金は稼がなきゃだから、自分で、食材とビニール袋で手作りのアイスキャンディーを作って近所に売ったりするスモールビジネスを始めたりしてた。

そうやって少しでもお金を作らないと、このままだと家族が飢えてしまうから。

だが、6月に入り、少し制限が緩くなった。

それまでは、移動制限が厳しく、都市間どころか、隣のバランガイ(日本で言う「町」)間の移動もできなかった。

いや、それどころか、地域によってはもっと狭いsitio(日本でいう「丁目」)間にも封鎖ゲートが設けられた。

そんな状態から、とりあえず緩くなった移動制限で、仕事の場合は、彼女の住む場所から、ホテルのあるセブシティ(フィリピン・セブ市)の中心部まで行けるようになった。

観光客はもちろんいないし、国内間の移動(もちろん国際間も)もまだ制限されており、ホテルに宿泊客はいないのだが、ビジネス再開に向けての準備のため、先週末から仕事に行くことになった。

この期間に、潰れた会社やホテルも多くあるだろうし、解雇された従業員もたくさんいる。

ただ、彼女は、経理という専門職のため、なんとかクビをまぬがれたのだろう。

今まで放置されていた仕事で「忙して大変!」という”泣き笑い顔文字🤣”付きのメールは来ても、

「もうお金も食べ物もなくて、このままじゃどうなっちゃうかわからない」と不安に襲われてた状態からは、少し落ち着いたように見える。

スラムの住民で、このようなある程度保障された仕事に就けている人はまれなので、ほとんどの貧困層は未だ、飢餓状態に苦しんでいるのだが、、、😓

仕事が始まったといっても、状況はやはり厳しく、

感染者も特に減っていない、ここセブシティでは、またいつ厳しいロックダウン状態に戻るかわからない。

もしまたそうなったら、仕事がもしあっても、移動制限により、従業員が仕事に来れない。

というわけで、

今は、従業員は、職場の近くのアパートに泊まり込んで、共同生活してるとのこと。

家に帰れないのは嫌だけど、みんなとの合宿は、それはそれで楽しい、と言ってる😊

で、実はここからがこのブログの本題なのだが、、、

前置きが長すぎる!🤣

そんなこんなで、いつもはお昼は家から弁当を持っていくのだが、


今はそれもできないので、職場でのお昼はデリバリー。

そんなお昼休みにチャットした。

職場のPCで😁

会話の中で、彼女が言う。

「今、お昼食べてるよ」

「何食べてるん?」

「おさかな」

「そーなんだ。何の魚?」

、、、

、、、

「わかんない😅」

、、、

うーん、、、

おそらくデリバリーのメニューに、「焼き魚」とか「日替わりランチ」とか、そんなだけのメニューでオーダーしたんだろうけど、

そんなかんじで買う方も買う方だけど、売る方も売る方だ😂

そんなアバウトさがすばらしい😁

ちょい怖いけど😅、

でも、この国のそんなとこが好きかも🙂

そして、

ローカルな市場では、露店で、写真のような魚が売られてる。

たまたまその日獲れた魚を並べてるだけで、

日本のように「今日はアジフライにしよっかな」みたいな選択肢は消費者にはなかったりする。

ま。買う方もそんなにこだわらない。

島国のフィリピンは、日本と同じく魚をよく食べるのだが、

ふと考えてみたら、今まで食事の話をして、、、

「何食べたん?」

と聞くと、

魚の時、例えば「サバの味噌煮」とか「サンマ」とか「タイ」とかじゃなく、

いつも「Fish」と返事が来るだけだ。

もちろん魚の名前は知ってるとは思うけど(知らない人もいるけど😅)、

まあ、「魚」で充分だ😜

でもって、並んでる魚も、

日本でよく見るシンプルなやつもあるけど、

その年中暑い気候から、熱帯魚みたいなやつも多い。

きれい過ぎて、毒々しくて(昆虫や爬虫類なら毒持ってる色だぞ😅)、

緑の魚とか、日本人的には、食べるのが怖かったりもする。

というか、それこそ、なんて名前の魚だかわからん🤣

ま、食べてみると、ふつーの白身魚なんだけどね!🙂

会話が続く。

ちょい聞いてみる。

「おいしい?」

「うん!」

「魚、好き?」

「うん!好き!」

「何の魚が好き?」

、、、

、、、

「わかんない😅」

、、、

と、

そんな、なんてこともない会話に、

ほっこりした今日の昼下がりであった、、、🙂


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JOHNです。よろしくお願いします。
海外のことや日本のこと、世界の現実、経済や政治、ポエムまで、いろいろ書いてます😅
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自分は、国際協力NGO「HOPE~ハロハロオアシス」の代表を務めています。(詳しくは下記「自己紹介・NGO連絡先」リンクからお願いします。)
あ。「YUMEKAKE」というのは、NGOの活動のプロジェクト名(YUMEKAKE PROJECT)です。世界の子どもたちの、笑顔と希望と夢の架け橋になりたい、という意味です。

このブログでは、国際協力活動を通しての視点で、海外また国内の、様々な問題や出来事、スラムや難民キャンプの人々の生活、NGOの活動の様子等を、時に真面目に、深く、時にゆるく、書いていきたいと思います。
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